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マクラーレンの超高性能モデルは別格でした…「P1」から始まったアルティメット・シリーズの超個性派モデルを一挙に紹介します

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TEXT: 山崎元裕(YAMAZAKI Motohiro)  PHOTO: 山崎元裕(YAMAZAKI Motohiro)

  • マクラーレン アルティメット・シリーズ P1:このモデルによって、マクラーレンには「アルティメット・シリーズ」という新しいモデルラインラインアップが誕生した
  • マクラーレン アルティメット・シリーズ P1:3.8LのV型8気筒ツインターボを搭載
  • マクラーレン アルティメット・シリーズ P1:最高出力は737ps
  • マクラーレン アルティメット・シリーズ P1 GTR:P1のサーキット走行専用車
  • マクラーレン アルティメット・シリーズ P1 GTR:マクラーレンF1の生誕20周年を祝うモデル
  • マクラーレン アルティメット・シリーズ セナ:500台が限定生産された
  • マクラーレン アルティメット・シリーズ セナ:最初からサーキット走行を念頭において開発されたモデル
  • マクラーレン アルティメット・シリーズ セナ:3.8LのV型8気筒ツインターボ。最高出力は800ps
  • マクラーレン アルティメット・シリーズ スピードテール:3シーターモデルとなった
  • マクラーレン アルティメット・シリーズ スピードテール:4LのV型8気筒ツインターボエンジンに、モーターを組み合わせたパラレルハイブリッド式
  • マクラーレン アルティメット・シリーズ スピードテール:最高出力は1070ps
  • マクラーレン アルティメット・シリーズ エルバ:搭載されるエンジンは、4LのV型8気筒ツインターボで、最高出力は815ps
  • マクラーレン アルティメット・シリーズ エルバ:当初はフロントウインドスクリーンすら持たなかった
  • マクラーレン アルティメット・シリーズ エルバ:インディーカーのドライバーとして知られるJ.R.ヒルデブランドがドライブ
  • マクラーレン アルティメット・シリーズ エルバ:インディーカーのドライバーとして知られるJ.R.ヒルデブランドがドライブ

マクラーレンのなかでも至高の存在、アルティメット・シリーズとは

マクラーレンという名前を聞いて思い浮かべるのは、超高額なハイパーカーというイメージでしょう。そんなマクラーレンのなかでも、さらにその上をいく超レアな限定モデルが存在します。それがアルティメット・シリーズです。「P1」「P1 GTR」「セナ」「スピードテール」「エルバ」というモデルが存在します。これら究極のマクラーレンとは、一体どのようなモデルなのでしょうか。

特別な称号を冠して、アルティメット・シリーズの始祖となった「P1」

マクラーレン・オートモービルが開発した、究極のスーパースポーツといえるのが、2011年のパリ・サロンでそのプロトタイプが公開され、2013年のジュネーブ・ショーで生産型が発表された「P1」だ。Pとはマクラーレンにとっては非常に重要な称号であり、ポールやポジション、あるいはポディウムといった数々の意味を秘めている。そしてまたこのP1によって、マクラーレンには「アルティメット・シリーズ」という新しいモデルラインラインアップが誕生したことも忘れてはならない。

見るからに高性能なエアロダイナミクスを想像させるボディは、フェラーリなどで手腕をふるったフランク・ステファンソンの手によるもの。彼独自の理論であるシュリンク・ラップ、すなわち機能をできるだけ小さなパッケージで包み込むという手法は、そのデザインを見ればすぐに理解できるところだが、リアウイングはオンロードモードの120mmからレースモードでは300mmに上昇、最大で257km/h走行時に600kgのダウンフォースを発生する。

さらに興味深いのはダウンフォースによる抵抗を低減させるためのDRS(ダウンフォース・リダクション・システム)を備えること。それはステアリングホイール上のスイッチで、ドライバーが自由に操作することができる。

リアミッドに搭載されるエンジンは、3.8LのV型8気筒ツインターボで、その最高出力は737ps。さらにF1マシンのKERS(Kinetic Energy Recovery System=運動エネルギー回生システム)を進化させたIPAS(インスタント・パワー・アシスト・システム)を装備することで、システム全体の最高出力は916psを得ることが可能だった。ちなみにこのP1はPHEVとしての機能も持ち、最高速で150km/h、距離にして約10kmのEV走行も可能とされていた。実際の運動性能は0-100km/h加速で2.8秒、最高速では350km/h(リミッター)という数字が発表されている。

マクラーレンF1の20周年を記念した1000馬力仕様の「P1 GTR」

それに続いて誕生した「P1 GTR」は2015年のデビュー。位置づけとしてはP1のサーキット走行専用車であり、また、あの「マクラーレンF1」の生誕20周年を祝うモデルでもあった。リアミッドのパワーユニットの構成はP1から変化はないが、最高出力は1000psにまで高められ、さらにそれを購入するにあたっては、すでにオリジナルのP1を購入していることなど、厳しい条件があった。それをクリアして見事にカスタマーの座を勝ち取ったオーナーには、P1 GTRドライバープログラムが用事され、シミュレータートレーニングやサーキット走行などが行われた。そしてこのP1 GTRの人気があまりにも高かったため、マクラーレンはP1 GTRの公道仕様車、「P1 LM」を5台生産するに至った。こちらもまた1000psの最高出力を誇るモデルだが、軽量化はさらに徹底され、P1 GTRよりさらに60kgの軽量化が果たされていた。

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