2社のエアロをニコイチで組み込む
ムーヴオーナーならわかると思うが、テールを見ても純正との明らかな違いに気づく。じつはフロント同様にリアも徹底的に作り変えていて、テールランプはスタイリッシュに立体感を演出するファイバーLED+シーケンシャルシステムを組み込む凝った作り。さらに、リアバンパーもK-BREAK製をベースにButterfly Systemのアンダー部を組み合わせてニコイチスタイルでオリジナルデザインバンパーとして主張させている。
ベタベタの車高については、BOLD WORLD製のエアサスをセット。真っ赤なボディにブラックディスクとゴールドのピアスボルトで足元を引き締めるホイールは、特注のWORK Meister M1・3ピースホイールを履かせている。
インテリアのステッチからオーディオまでこだわり抜いた
一方、インテリアについては、ボディ同色の濃い赤で統一。ダッシュボード、ドア内張り、ルーフ、シート、フロアに至るまで合皮に貼り替え、単色のままでは映えない点を考慮し、各セクションのとくに目立つ箇所のみダイヤステッチのデザイン処理を施す。なかでも、シート、ルーフ、フロアの統一感の取れたダイヤステッチコーデは圧巻! 注目すべきポイントといえるだろう。
また、トランクにはRockfordとJBLスピーカーを組み合わせたオーディオシステムを搭載。専用ボックスを作って、これらのアイテムをシンメトリーで美しく配置する。
魅せるという点において妥協のないカスタムを施した翔さんのムーヴ。まさにやりきった1台とはこういうクルマのことをいう。そして、このクルマ、サイズ的にはコンパクトカーのはずだが、実際の見た目の迫力と存在感は凄まじい。まったく小ささは感じず、むしろ、その存在感と独特の威圧感がクルマを大きく魅せているのが印象的だった。
>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)