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10年以上探してプリムス「ロードランナー」を入手! 大分県USA市のクルマ屋さんが愛車に選んだマッスルカーとは

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TEXT: 酒寄俊幸(SAKAYORI Toshiyuki/gasgraphix)  PHOTO: 酒寄俊幸(SAKAYORI Toshiyuki/gasgraphix)

低燃費な大排気量車の維持コストは、地方在住者の悩み

大分県豊後高田市出身の小野さんは、じつは自動車修理や販売、鈑金業を営むこの道のプロ。大分県宇佐市で「USA BASE BODY SHOP ONO」として活動中なのだ。ちなみに「USA BASE」の読み方は、「ユーエスエー ベース」ではなく宇佐市にかけて「ウサ ベース」。若かりし頃に三菱やAMC「ジープ CJ-7」に触れてアメリカンなクルマ文化の魅力を知った小野さんにとって、宇佐市はいろいろな意味でその文化を楽しみやすい環境だった。

「高校を卒業してすぐに上京しました。当時は横浜ナンバーのクルマに憧れていたので、住まいを横浜市に構えました(笑)。日産の工場で勤務したり、自動車修理業や鈑金塗装業を掛け持ちしたり。趣味で乗っていた三菱ジープの面倒を見てもらうために訪れた八王子市にあるプロショップ、マグナムフォーバイフォーで愛車のチューニング費用捻出のために休日アルバイトで雇ってもらったりと、いろいろとお世話になりました。結果的にいろいろな技術を習得後に、実家の鈑金業を継ぐために大分に戻ったのです」

そんな小野さんに、関東と比べると九州のイベントで見かけるアメリカ車乗りのユーザーの絶対数が少ない印象があったので、その疑問を問いかけてみた。

「アメリカ車は大排気量のパワーを楽しむのが醍醐味ですが、それゆえに燃費が悪いし税金が高いのです。折からの燃料費高騰という問題もあって、維持費が高額になるのがネックですね。私たちのような地方在住者にとっては、収入の問題もあります。横浜近郊で生活した経験があるため、大都市と地方の賃金格差が大きいのも実感しています。

しかも、田舎ではクルマ移動が日常。マッスルカー1台で日常をこなすのは大変だから足グルマも買う。さらに家族がいれば、1人1台は必要な状況です。そんな環境で趣味グルマを所有するということは、とくに維持費が必要なアメリカ車はハードルが高くなるのは事実です」

そんな状況ではあるが、USA BASE BODY SHOP ONOの代表として少しでもアメリカ車普及活動に貢献しようと、小野さんは日々努力しているのだ。

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

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