九州では他にいない⁉︎ 同じ車両を見かけたことがない激レア車
松岡さんのNSXがフォーチュンモデルへと変化したのは、今から12~13年ほど前になる。仕事の関係で地元を離れ、神奈川県や埼玉県などに住んでいたことがあり、その頃に茨城県にあるヴェイルサイドを訪れたのだった。ボディキットを入手する段取りを進めた頃に再び地元へ戻ることになったため、製作は九州のショップへと依頼した。
「ワイルド・スピードシリーズは当然好きですが、この流れるような独特のボディデザインが素晴らしいですね。人気のボディキットなので、私以外にもオーナーさんはいるだろうと予想しているのですが、私自身このモデルのオーナーさんに九州でお会いしたことがないんですよ。SNSを見ていると、見かけたという情報があるのですが……」
そう語る松岡さんだったが、ほかのオーナーとかぶらない車両を手に入れたい、という思いを叶えることができたのは間違いない。どこに行っても同じ車両を見かけない、と断言できるほど、このフォーチュンモデルは希少車であるのだ。
「28年も前の車両なので、経年劣化で少しずつトラブルなどが出ています。しっかりとメンテナンスしながら、ずっとこのクルマと楽しんでいこうと思っています」
ひと目惚れから早20年。ファーストインプレッションで燃え盛った松岡さんの想いは、永遠に鎮火することはない。
>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)