クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • CAR
  • マクラーレン「アルトゥーラ スパイダー」を峠と高速で試す…エキゾーストサウンドも心地よく「マン・マシン」の一体感がハンパない!
CAR
share:
マクラーレン「アルトゥーラ スパイダー」を峠と高速で試す…エキゾーストサウンドも心地よく「マン・マシン」の一体感がハンパない!

マクラーレン「アルトゥーラ スパイダー」を峠と高速で試す…エキゾーストサウンドも心地よく「マン・マシン」の一体感がハンパない!

投稿日:

TEXT: 山崎元裕(YAMAZAKI Motohiro)  PHOTO: McLaren Automotive Limited.

  • クーペとの剛性感の違いも、オンロードではほとんどそれを感じることはできない
  • エレクトロ・ハイドロリック・パワーアシストを備えるステアリングの正確さも、コーナリング時には大きな魅力だ
  • マクラーレン アルトゥーラ スパイダー:ボディサイズは、全長4539mm×全幅1913mm×全高1193mm
  • マクラーレン アルトゥーラ スパイダー:ボディサイズは、全長4539mm×全幅1913mm×全高1193mm
  • マクラーレン アルトゥーラ スパイダー:2024年2月27日に世界初公開された
  • ワインディングロードでブレーキの性能をフルに使いたい時のフィーリングはさすがに見事
  • マクラーレン アルトゥーラ スパイダー:ステアリングから手を離すことなく、パワートレインセレクターを操作できる
  • マクラーレン アルトゥーラ スパイダー:エンジンスタートボタンは中央に配置される
  • マクラーレン アルトゥーラ スパイダー:薄いシートシェルでできたスポーツシート
  • マクラーレン アルトゥーラ スパイダー:スポーツシートは掛け心地が良く、ワインディングを走行してもホールド性が高い
  • マクラーレン アルトゥーラ スパイダー:シートはヘッドレスト一体型となっている
  • マクラーレン アルトゥーラ スパイダー:シフトセレクターは「D」「N」「R」を縦に並べたプッシュ式
  • マクラーレン アルトゥーラ スパイダー:BOWERS & WILKINSオーディオシステムを採用
  • マクラーレン アルトゥーラ スパイダー:BOWERS & WILKINSオーディオシステムを採用
  • マクラーレン アルトゥーラ スパイダー:メーター表示はシンプル
  • マクラーレン アルトゥーラ スパイダー:インフォテインメントシステムは「Apple CarPlay」などにも連携している
  • マクラーレン アルトゥーラ スパイダー:ヘッドライト下のエアインテークが特徴的だ
  • エレクトロ・ハイドロリック・パワーアシストを備えるステアリングの正確さも、コーナリング時には大きな魅力だ
  • マクラーレン アルトゥーラ スパイダー:タイヤサイズは、フロントが235/35ZR19 91Y、リアに295/35ZR20 105Y
  • マクラーレン アルトゥーラ スパイダー:フロントフェンダーにはダクトが備わる
  • マクラーレン アルトゥーラ スパイダー:ミラーにはブラインドスポット・モニタリングとリア・ クロストラフィック・ディテクションが備わる
  • マクラーレン アルトゥーラ スパイダー:乾燥重量は1457kg
  • マクラーレン アルトゥーラ スパイダー:ヘッドライト下のエアインテークが特徴的だ
  • マクラーレン アルトゥーラ スパイダー:マフラーは2本出し
  • マクラーレン アルトゥーラ スパイダー:カーボンセラミックディスクにフォージド・アルミニウム・ブレーキキャリパーという組み合わせとなるブレーキ
  • マクラーレン アルトゥーラ スパイダー:フロントのラゲッジスペースには照明が備わる
  • マクラーレン アルトゥーラ スパイダー:深さは意外にもあるため、荷物はそこそこ積める
  • 100km/h程度のクルージングでは、オープン・スタイルでもキャビンへの風の巻き込みは軽微で、ミッドのエンジン、そしてエキゾーストシステムが奏でるサウンドも、より鮮明にそして魅力的に耳へと届けられるようになる
  • マクラーレン アルトゥーラ スパイダー:ボディサイドに備わるエアインテーク
  • マクラーレン アルトゥーラ スパイダー:ディへドラルドアを採用
  • マクラーレン アルトゥーラ スパイダー:エンジンフードは彫刻作品のように美しい
  • マクラーレン アルトゥーラ スパイダー:タッチスクリーン インフォテインメント システムを備える
  • マクラーレン アルトゥーラ スパイダー:コクピットは右ハンドル仕様になっても変わらない
  • マクラーレン アルトゥーラ スパイダー:ワインディング走行時のブレーキ性能はさすが、といえる
  • マクラーレン アルトゥーラ スパイダー:ドライブモードを切り替えると、超一流のスポーツカーへと印象を変える
  • マクラーレン アルトゥーラ スパイダー:ハイパーカーはサイドビューが美しい
  • マクラーレン アルトゥーラ :切れ目のないルーフらいが美しいクーペ
  • マクラーレン アルトゥーラ :サイドシルのサポートは過度に高くしていないため、乗り降りがしやすい
  • マクラーレン アルトゥーラ :上に開くディヘドラルドアを採用している
  • マクラーレン アルトゥーラ :スパイダーの登場と同時に、クーペもアップデートされた
  • マクラーレン アルトゥーラ :スパイダーの登場と同時に、クーペもアップデートされた
  • マクラーレン アルトゥーラ :リアエンドには放熱用のダクトが設けられる
  • マクラーレン アルトゥーラ :ルーフからリアへ流れるラインはクーペ特有の美しさがある
  • マクラーレン アルトゥーラ :タイヤは専用開発のピレリPゼロ コルサを装着
  • マクラーレン アルトゥーラ :パワーソースは3L V6ツインターボ+エレクトリックモーター
  • マクラーレン アルトゥーラ :カーボンファイバー製モノコックを採用
  • マクラーレン アルトゥーラ スパイダー:リアガーニッシュにはエンブレムが備わる
  • ワインディングロードでブレーキの性能をフルに使いたい時のフィーリングはさすがに見事
  • 100km/h程度のクルージングでは、オープン・スタイルでもキャビンへの風の巻き込みは軽微で、ミッドのエンジン、そしてエキゾーストシステムが奏でるサウンドも、より鮮明にそして魅力的に耳へと届けられるようになる
  • マクラーレン アルトゥーラ スパイダー:100km/h程度のクルージングでは、オープン・スタイルでもキャビンへの風の巻き込みは軽微で、ミッドのエンジン、そしてエキゾーストシステムが奏でるサウンドも、より鮮明にそして魅力的に耳へと届けられるようになる

コストパフォーマンスが非常に高い1台

マクラーレンのラインアップで、最もポピュラーなモデルといえば、MY25(2025年モデル)でさらに大きな進化を遂げた「アルトゥーラ」ということになります。今回ステアリングを握ったのは、その最新のアルトゥーラに新たなボディバリエーションとして追加た「スパイダー」。これはマクラーレンにとっては、販売面では最も重要な製品といえます。

V6ツインターボにエレクトリックモーターを組み合わせたアルトゥーラ

まずは大幅なモデルチェンジによる「アルトゥーラ」の進化から、できるかぎりコンパクトにその概要を解説することにしよう。核となっている構造体は、MCLA(マクラーレン・カーボン・ライトウェイト・アーキテクチャー)と呼ばれる軽量で高剛性のカーボンファイバー製のモノコック。これをセンターパートに配置し、フロントにはアルミニウム製の衝撃吸収ストラクチャーを。またリアにはパワートレイン一式を搭載するストラクチャーが接続される。革新的なイーサネット・エレクトリカル・アーキテクチャーの採用で、ケーブル量は前作比で25%減少している。これも軽量化には大きな役割を果たしたほか、データ容量と転送速度を向上させることにも成功した。

ミッドに搭載されるエンジンは、120度のバンク角が設定されたアルミニウム製ブロックを持つ3LのV型6気筒ツインターボ。最高出力はこれまでの仕様からさらに20psのエクストラを得て605psに向上したが、最大トルクの720Nmという数字は変わらなかった。

ちなみにレブリミットが8500rpmという高回転型エンジンは、同じマクラーレンの4L V型8気筒ツインターボエンジンより50kgも軽量で、その実測値は160kg。ツインターボのユニットは、Vバンクの中央にレイアウトされパワーユニット全体のコンパクトな設計に大きく寄与している。

そしてこのエンジンに組み合わされているのが、きわめてコンパクトな設計のエレクトリックモーターだ。それは8速SSG(DCT)のベルハウジング内に収められ、最高出力では95psを発揮。バッテリーパックは5個のリチウムイオン・モジュールで構成され、実効容量は7.4kWh。マクラーレンによればゼロエミッションのEV走行は、最大で33kmを可能にする。

なお、バッテリーパックの重量は88kg。エレクトリックモーターも15.4kgと、軽量性に関しても大いに注目できる数字が実現された。システム全体の最高出力はこれで700psを達成している。

車両重量の差は感じられなかった

と、まずはここまでの基礎知識を復習したところで、さっそく新たに追加されたアルトゥーラ スパイダーのステアリングを握る。参考までにスパイダーの車重は、乾燥重量で1457kg。これはクーペと比較して62kg増という数字だが、700ps級のパフォーマンスを持つスーパースポーツにとって、この重量差はオンロードにおいてはまったくハンデとは感じられなかったことを最初に報告しておきたいと思う。

フルオートマチックのRHT(リトラクタブル・ハード・トップ)は50km/h以下であれば走行中でも開閉が可能で、そのプロセスに必要な時間はわずか11秒。オープンモデルとしての実用性は非常に高いと言っても、間違いではないだろう。

12

 

 

 

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

 

 

人気記事ランキング

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

AMW SPECIAL CONTENTS