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トヨタ勢トップ3独占! まさかの2日連続のトップ交代劇…大荒れの「アジアクロスカントリーラリー」5日目をレポートします

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)

  • 暫定トップに立ったマナ選手。残るSSは90km弱、表情も明るい
  • 最終日、無事に先頭でゴールできるか?#105 TOYOTA GAZOO RACING THAILAND(Mana PORNSIRICHERD/Kittisak KLINCHAN)
  • 多くの車両がコース上にパーツを落としていくような厳しい戦いとなった5日目、トップを行くマナ選手もリアのサイドパネルを落としながらの走行となった
  • メカニックたちにとっても最後の夜となり、ホテルの駐車場にできたパドックでは遅くまで作業が続いた
  • 前日のガレ場でのスタックがつくづく残念な#115 TOYOTA GAZOO RACING INDONESIA(Ikuo HANAWA/Hirokazu SOMEMIYA)
  • 前日に引き続いて好調な#114 TOYOTA GAZOO RACING THAILAND(Natthaphon ANGRITTHANON/Thanyaphat MEENIL)

今回初めてトップ3をトヨタ車が独占する展開に

29回目を数える「アジアクロスカントリーラリー2024」は、タイ国内だけで2000kmの移動を伴うラリーレイドとして開催されました。2024年8月12日(月)からスタートして5日目。各チームともこの1日を乗り越えられれば、と力が入ります。そんな競技5日目は前日の大波乱に続き、またしても波乱の展開が続くこととなりました。

5日目のSSは228.87kmを走行

これまでアジア各国で開催されてきた「アジアクロスカントリーラリー(AXCR)」。2024年は各国の情勢もあって、タイ国内だけでの開催となる。2024年大会はモト21台(バイク、サイドカー含む)、オート(4輪)46台がエントリーしている。

タイのスラタニでのセレモニアルスタートによって開幕したAXCR2024は、ホアヒン/チャアム、カンチャナブリと移動をしてきたが、競技5日目は、カンチャナブリ周辺をループで回るコース設定(総移動距離321.56km)となっていた。

この日は、主要な道路から山道に入っては出て、を繰り返すコース。さらさらの赤土のサンドの中、連日のスコールもない状態で228.87kmのSSは進行していく。4輪の前に出発する2輪は前日の影響もあって出走台数は若干減少。4輪でも出走できなくなった車両はあるものの、それでもスタート地点には朝から続々と車両が集結した。

好調なタイのハイラックス勢が並んだ

そしてこの日のベストタイムは、105号車のMana PORNSIRICHERD/Kittisak KLINCHAN組(3時間27分54秒/TOYOTA Hilux Revo/TOYOTA GAZOO RACING THAILAND/T1D)。2日目のミスコースを自らリカバーし、総合トップ浮上となった。そして、この日快走を見せた114号車のNatthaphon ANGRITTHANON/Thanyaphat MEENIL組(3時間28分10秒/TOYOTA Hilux Revo/TOYOTA GAZOO RACING THAILAND/T1D)が2番目にゴールをし、好調なタイの「ハイラックス」勢が並んだ。

さらに3番手には、2、3日目にトップタイムを出した塙 郁夫/染宮弘和組のトヨタ「フォーチュナー」(3時間29分52秒/TOYOTA Fortuner/TOYOTA GAZOO RACING INDONESIA/T1D)が復活。後方からのスタートだったが、前日のロスを取り戻すかのような激しい走りで前走車をパスし、見事3番手タイムをたたき出した。

そして前日暫定トップに立った三菱「トライトン」の103号車、Chayapon YOTHA/Peerapong SOMBUTWONG組(Team MITSUBISHI RALLIART/MITSUBISHI Triton/T1D)がゴール2km手前でストップし、再始動ができず。後から来た同チームの137号車(小出一登/千葉栄二組)にけん引されてSSゴールに到着。大きく後れを取り、3時間のペナルティを受けトップから陥落。増岡浩監督も意気消沈だ。

続く2024年8月17日(土)はAXCR2024最終日となるため、車両整備も最後の夜となった。86.73kmのSS最終日の出走順はこの日までの総合順位順ということで、105号車のマナ組からのスタートとなる。現在日本人最上位は115号車の塙 郁夫/染宮弘和組の4位となるが、そのすぐ後ろには三菱トライトン107号車の田口勝彦/保井隆宏組も迫っており、このあたりの結果もどうなるのか楽しみだ。

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