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「走行音」を軽減すればもっとドライブは快適になる!「調音施工」という新たな走行音静粛化プログラムがもたらすワンランク上のカーライフとは

「走行音」を軽減すればもっとドライブは快適になる!「調音施工」という新たな走行音静粛化プログラムがもたらすワンランク上のカーライフとは

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TEXT: AMW 西山嘉彦(NISHIYAMA Yoshihiko)  PHOTO: 神村 聖(KAMIMURA Satoshi)

静けさのヒミツは3層の調音シート

BEWITHが提唱する調音施工のヒミツは、独自に開発された調音シートにある。高級カーオーディオ専門メーカーとして培ってきた音響ノウハウと、直営のカーオーディオ専門店「フォーカル プラグ&プレイ本店」でのおよそ3年にも及ぶ調音サービスの提供から蓄積したノウハウが、BEWITHオリジナルの制振・遮音シート「ADVANS(Advanced Vibration and Noise Solutions)調音シート」なのである。

ADVANS調音シートは次の3層構造となっている。

半連続気泡構造吸音層

一層目となるニトリルゴム発泡体による「半連続気泡構造吸音層」は、これまでの一般的な遮音シートではカバーしづらかった2kHz以上の比較的高い周波数帯域を含む、幅広い帯域の走行騒音をバランスよく吸収する。

肉厚アルミ遮音層

二層目の「肉厚アルミ遮音層」は、従来比約2倍の厚みと質量を持つアルミシートにより遮音性能と形態安定性、施工後の剛性を高める役割を持つ。

超強粘着制振層

三層目の「超強粘着制振層」はブチルゴム製で、施工対象面への強固な追従性により不要振動を抑え込む役割を担っている。

上記の3層を一体化することで、優れた音のトータルバランスで、これまでにない静けさの「質」を追求しているのである。

厚みは9ミリと7ミリの2タイプ

遮音効果は、遮音シートの厚みの大きさに比例する。厚くすればするほど遮音効果は高くなるのだが、ホイールハウス内やライニングの裏側、バルクヘッドなど、限られたスペースに施工しなければならないので、厚さにも限界がある。そこで3層構造のうちもっとも厚みのある吸音層には、従来品よりも圧縮や曲げがしやすいソフトな素材を採用することで、業界最厚の9mmというシート厚を実現している。

これに一度曲げたらその形状を保持して戻りにくい肉厚のアルミ層と、極めて高い粘着力を持つ制振層を組み合わせることによって、狭い隙間や複雑な曲面に確実にフィット、装着ができるというわけである。特に狹いスペースには、吸音層を2mm薄くした7mmタイプのシートもラインアップしている。

施工はどこに頼めばいい?

施工に際してもっとも大切なのは、施工箇所(特にホイールハウス内)のクリーンアップである。新車といえども一度でも走行したことのあるクルマは、タイヤが巻き上げた砂利やホコリなどがライニングの裏側には溜まっているのが普通だ。納車されたばかりの新車でないクルマなら、ライニング自体も相当汚れていて当然。これらの汚れをしっかりと除去。またライニングを固定するファスナー類も破損している場合は、それらを純正新品パーツに交換することもある。

また、同一車種であっても製造時期やグレードによって下回りの細部形状や工場出荷時の遮音仕様が違っていることがほとんど。さらに、経年や走行距離によっても1台1台の状態に差があるのが当然である。そこで、ADVANS調音シートを短冊状に切り出し、施工箇所の状態を実際に確認した上で、所定のルールにしたがって現車に合わせて隙間なく敷き詰める施工方法を独自に開発している。

気になる価格は、基本プログラムが約10万円〜(車種によって異なる)となっており、比較的リーズナブルな定額制になっているのも嬉しいポイントだ。作業時間は半日程度となっているので、日帰り施工にも対応しており、帰路で調音施工の効果をすぐに体感することができるはずだ。

* * *

調音施工することによって、ロードノイズやエンジンルームからの透過音が和らげられる。そこで、長距離運転での疲労がかなり軽減されるだけでなく、静粛な環境はカーオーディオにこだわりを持っているオーナーはもちろん、ドライブ中に音楽やラジオを聴いて楽しむという人にとっても嬉しいはずだ。

施工は、BEWITHが認証した特別な販売店のみで受け付けている(要予約)。調音施工が気になるという人は「フォーカル プラグ&プレイ本店<木更津アウトレット前>」(千葉県木更津市金田東1-38-5)にまずは問い合わせてみるといいだろう。AMWでは近い内に、実際にメルセデス・ベンツEQSでの調音施工の効果を試してみる予定なので、乞うご期待。

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  • AMW 西山嘉彦(NISHIYAMA Yoshihiko)
  • AMW 西山嘉彦(NISHIYAMA Yoshihiko)
  • AMW編集長。大学卒業後、ドキュメンタリー映像の助監督を経て出版業界へ。某建築雑誌の版元で編集技術をマスターし、クルマ系雑誌編集部のある版元へ移籍。その後、版元を渡り歩きながら興味の赴くままにカメラ雑誌、ガレージ雑誌、グラビア誌のほかにBMWやランボルギーニの専門誌などを立ち上げ、2017年までスーパーカー専門誌の編集長を務める。愛車はBMW E30 M3。日本旅行作家協会会員。兼高かおる賞実行委員。近況は、個人ブログ「ART LIFE mag.」にて。
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