バンコクオートサロンでもひときわ賑わっていた無限ブース
タイで2024年6月末に開催された「バンコクオートサロン2024」には400台以上のカスタムカーが展示され、日本の自動車メーカーやパーツサプライヤーも多数が出展しました。そんなパーツサプライヤーのひとつが、無限です。数年ほど前に新たな代理店をタイに設立したという無限のブースには、ホンダ車の人気が高いタイだけにつねに地元の観客が押しかけていました。
シビックタイプRのグループA仕様を展示
バンコクオートサロン2024の無限ブースには新旧ホンダ「シビック」の3台にくわえて、日本国内では販売されていないパーツも展示。現行のシビックタイプRに関してはグローバルモデルとなっているために、東京オートサロン2024年でも出展された、樹脂素材やステンレス素材をベースとしたエアロパーツなどを装着したグループAモデルを2台展示。グレーのモデルは東京オートサロンで展示されたものと同様の仕様となっているが、レッドのモデルではタイでも販売されている海外専用品のホイールとなる「MF10」が装着されていた。
無限ブースの担当者はこう語る。
「今年の1月の東京オートサロンで出展しましたが、今回、タイの方でも非常に注目いただいているということで、日本から部品を送り総勢4人のスタッフが先週からタイに入ってクルマを仕立てました。グレーのマシンは日本のグループAと同じ仕様となります。レッドもほぼ一緒の仕様でグループAのエアロパーツは付いているんですが、例えばMF10など日本にはないパーツも装着されています。両方ともタイでは初披露になります」
ホンダブースにも無限仕様を展示
タイでも人気のMF10ホイール装着車を含め、この2台のシビックタイプRは注目の的となっていたが、じつはもう1台、無限ブースには展示されていないが無限のスタッフが関わったモデルもあったようだ。
「ホンダタイランドからの依頼で、ホンダブースに展示されている日本でいうヴェゼル、こちら(海外)でいうHR-Vは、無限のエアロパーツが付いて、なおかつ日本にはないMF10ホイールを履かせた仕様となっています。こちらも先週、タイプRに合わせて一緒に作業しました」(無限ブース担当者)
話を無限ブースに戻すと、2台のシビックタイプRに加え、地元のショップが手がけたというEG型シビックが展示されていたほか、前記のMF10を始めとしたホイール、日本では販売されていないバケットシートや4点式のシートベルトなどのパーツを展開。
タイではパーツの販売がメインでコンプリートモデルなどの販売はしていないそうだが、無限では今後さらにタイ(東南アジア)でのプレゼンスを高めるための展開を図りたいとのことだ。