ローライダーの手法を取り入れたショーカー
ダイハツ「ミライース」をベースにニュースタイルを追求する“ゆ”さん。ボンネットにさりげなく入れたピンストライプやフェンダーに入れた銀箔リーフ、そこから後方へとつながるトライバルグラフィックなど、ローライダーの手法を取り入れています。王道的なドレスアップとはまた違った意味で斬新かつカッコいいカスタムは、オリジナリティがあふれていました。
迫力あるオバフェンスタイルを完成
“ゆ”さんのダイハツ「ミライース」の全体のフォルムは、オーバーフェンダー装着によって、どっしり構えるスタイルへ変化している。フロント5cm、リア10cmの張り出し量を持つフェンダーは、フェンダーアーチを拡大させた形状にしたことで収まりよく迫力を追求。加えてヘッドライトに追加したアイラインによって、ミライースの優しいフロントフェイスをいかつい表情へと変化させている。
外装パーツについては、フロントバンパーはCS製をベースにダクトやリップを加工して装着。サイドステップ、リアバンパーともにCS製をセレクトしている。
ボディはキャンディレッドとポイントにホワイトの組み合わせで演出。ホイールはSUPER STAR製のシェブロンレーシングを装着し、ホワイトのメッシュデザインがメリハリを利かせている。また、ホイールリムが被るほどのロワードスタイルは、BOLD WORLD製のエアサスによって作り出された。走行時は腹下が当たらない車高に戻して乗っているそうだ。
魅せる要素が満載のオーディオカー
このミライースは、魅せるカスタムオーディオカーとしても製作された。最近のカスタムオーディオカーは乗車定員を減らして強引に魅せる方向に走りがちだが、“ゆ”さんは乗車定員を変えずにリアシートを残したままオーディオシステムをセットしている。
自慢のオーディオシステムは、トランクに専用ボックスを製作してマウント。オーディオボード上部にエアサス用タンクをセットし、そこにも「魅せる」要素としてピンストライプが描かれている。
随所に上品なダイヤステッチを施す
内装はオール張替えで、ドアの内側にはLEDホールライトといった光物を仕込む。ステアリングは内装と同じカラーでコーディネイトし、自らのネーム刺繍を入れてある。
シートや内張りは茶系の2トーンでまとめている。フロアとマットはあえてブラックにし、引き締め効果を狙う。またダイヤパターンが好きな“ゆ”さんは、シート、ルーフ、ドアパネル、コンソールの一部にキャメルカラーのダイヤステッチを施していた。
ショーカーとして大胆なカスタムを施す“ゆ”さんのミライースだが、しっかりリアシートを残し、実用性を重視したカスタムはとくに注目したい。純正の使い勝手の良い点は残し、見た目の物足りなさを付け足していく。“ゆ”さんはそんなカスタムメイキングを楽しんでいた。
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