新旧のベントレーを称える展示
ベントレーは、2024年に開催されたモントレー・カー・ウィークで新型「コンチネンタルGTスピード」を米国初公開しました。ほかにも「スピードシックス コンティニュエーションシリーズ」がオンロードデビューを果たし、ペブルビーチ・コンクール・デレガンスに1961年式の「S2 ドロップヘッドクーペ」を初めて出品するなど、多くの話題を振りまきました。
コンチネンタルGTスピードとS2 ドロップヘッドクーペの共通点とは
ベントレーは2024年8月14~19日に北米カリフォルニア州モントレー半島で開催されたモントレー・カー・ウィーク2024に参加し、ブランドの多様性を示す展示を行った。それは、第4世代となる新型「コンチネンタルGTスピード」の初公開である。ビスポーク&コーチビルド部門であるマリナーが手がけたモデルを先頭に、30台以上の量産試作車がイベントに参加し、米国デビューを飾った。
コンチネンタルGTスピードのほかにも、マリナーによってわずか15台製作されたうちの1台である1961年式の「S2 ドロップヘッドクーペ」は、2年間のレストア期間を経て、初めてペブルビーチ・コンクール・デレガンスに出品された。S2 ドロップヘッドクーペは、コンチネンタルGTCスピードの前身のモデルであり、2つの共通点を持つ。
ひとつめは、コンチネンタルGT/GTCスピードがV8エンジンに電気モーターを組み合わせたことにより、S1の直6エンジンに代わって6.23L V8エンジンを導入した、S2から始まったベントレーV8エンジンの血統を持つモデルとなること。
ふたつめは、コンチネンタルGTスピードは1963年以来、コンチネンタルファミリーそしてすべての「メインストリームベントレー」の顔を決定付けてきた4つの小型ヘッドランプに代わり、ベントレーのデザインDNAをすっきりとした1対の大型ヘッドランプに回帰させた。S2は、このエレガントなデザインを採用した最後のベントレーとなる。