クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • CLASSIC
  • 朽ち果てそうな「鉄仮面」を格安で入手して7年かけて路上復帰! 小学生の頃に作ったプラモそっくりに仕上げた日産R30「スカイラインRS」…カッコよすぎです!
CLASSIC
share:
朽ち果てそうな「鉄仮面」を格安で入手して7年かけて路上復帰! 小学生の頃に作ったプラモそっくりに仕上げた日産R30「スカイラインRS」…カッコよすぎです!

朽ち果てそうな「鉄仮面」を格安で入手して7年かけて路上復帰! 小学生の頃に作ったプラモそっくりに仕上げた日産R30「スカイラインRS」…カッコよすぎです!

投稿日:

TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)

  • 日産 DR30 スカイラインRS:フロントバンパーはハーフスポイラータイプのジェネシス製を装着
  • 日産 DR30 スカイラインRS:カラーリングはオーナーが中学生の頃に作ったフジミ製プラモデルと同じシルバーメタリックとブラックの縦割りツートーンを採用
  • 日産 DR30 スカイラインRS:リアバンパーに取り付けたアンダースポイラーはオリジナルで製作
  • 日産 DR30 スカイラインRS:レーシーなカラーリングとスタイルは、オーナーが小学生の頃に理想の愛車を思い描いた姿である
  • 日産 DR30 スカイラインRS:ボンネットには日産S130型フェアレディZ用のインテークダクトをセット。その奥にタービンを覗かせる
  • 日産 DR30 スカイラインRS:サイドリップはオリジナルで製作
  • 日産 DR30 スカイラインRS:フェンダーは純正アーチスタイルでワイド化。鉄板溶接で広げている
  • 日産 DR30 スカイラインRS:サスペンションは前後ともに日産S13型シルビア用の車高調キットを加工して取り付けている
  • 日産 DR30 スカイラインRS:ホイールは前後とものワーク製マイスター M1 3ピース(9.5J×16)を履かせている
  • 日産 DR30 スカイラインRS:ブレーキキャリパーは日産R32型スカイライン用を装着
  • 日産 DR30 スカイラインRS:マフラーはφ60mmデュアルタイプをワンオフ製作
  • 日産 DR30 スカイラインRS:リアウイングはヒロ製のスカイライン・ジャパン用をベースに鉄仮面のトランクに合わせた加工を施してセット
  • 日産 DR30 スカイラインRS:HKS製のTO4Eフルタービンキットを装着
  • 日産 DR30 スカイラインRS:インタークーラーは日産S13型シルビア用前置きタイプをセット
  • 日産 DR30 スカイラインRS:インテリアはストリートレーサーとして作り込んでいる
  • 日産 DR30 スカイラインRS:ブリッド製セミバケットシートのブリックスをセット
  • 日産 DR30 スカイラインRS:追加メーターをセットして当時流行ったストリートレーサーを再現
  • 日産 DR30 スカイラインRS:追加メーターをセットして当時流行ったストリートレーサーを再現
  • 日産 DR30 スカイラインRS:レブリミッター、ブーストコントローラーを装備する
  • 日産 DR30 スカイラインRS:エンジンマネジメントはアペックス製S-AFCを装備する
  • 日産DR30型スカイラインRSとオーナーの“まめしばRS”さん
  • 日産 DR30 スカイラインRS:モモ製ディープコーンステアリングを装着する
  • 日産 DR30 スカイラインRS:リップスポイラーを60mmほど延長している

当時の仕様にこだわったDR30型スカイラインRS

「鉄仮面」の愛称で親しまれる日産6代目DR30型「スカイラインRS」が“まめしばRS”さんの愛車です。このスカイラインにつけられた愛称は世代ごとに存在し、DR30型の前期型は俳優ポール・ニューマンをCMに起用したことから「ニューマン・スカイライン」、後期型は特徴的なグリルレスデザインと薄型ヘッドライトの外見から「鉄仮面」と名付けられました。

小学生の頃から憧れていた

今回紹介する後期モデルの「鉄仮面」こと日産6代目DR30型「スカイラインRS」は、スカイラインシリーズ初の4気筒エンジン「FJ20ET型」にインタークーラー付きターボを搭載していたことから「ターボC」とも呼ばれ、トップグレードであるRS(レーシングスポーツ)では最高出力205psをマークし、国産車初の「リッター100馬力の壁」を突破。これをきっかけに、各自動車メーカーによるターボエンジン開発によるパワー競争となった。

当時のモータースポーツにおいてもその活躍は目覚ましく、グループ5規定の富士スーパーシルエットシリーズでも大活躍。6気筒エンジン搭載でなければスカイラインにあらず……なんて批判を跳ね返すかのように、DR30型スカイラインは歴代シリーズにおけるマニア垂涎の名車となった。

“まめしばRS”さんの現在の年齢は51歳。DR30型スカイラインがデビューした頃は小学生で、新聞広告でたまたま目にした「史上最強スカイライン」というキャッチコピーに惹かれてクルマに興味を持つ。そして、いつか手に入れたいクルマとして欲しい物リストの仲間入りを果たしたと話す。

「いま思えば、きっと子どもの頃だったので最強なんて呼び名に憧れちゃったのでしょうね。強い=カッコいいと思っていた幼少期でしたから」

一度は諦めるも、朽ち果てそうな個体を発見

“まめしばRS”さんは免許取得と同時に憧れていたDR30型スカイラインの購入に向けて動き出す。すでに鉄仮面は世代交代後だったので、きっと安価な中古車が出回っているだろうと情報誌を確認すると、現実はそんなに甘くなかった。当時はちょうどチューニングが大ブームを迎えた頃。そのベース車としてDR30型スカイラインは高嶺の花になっていたので、諦めて別のクルマを購入した。

しばらくDR30型スカイラインのことを忘れていたが、たまたま地元で朽ち果てそうになっていた1台を発見。昔憧れたクルマでもあったので、レストアを楽しみながら乗ろうと格安で購入した。ボロボロでサビだらけの状態だった車体をバラバラにし、使える部品と使えない部品に仕分け、足りない部品を集めながらフルレストア。現在の姿になるまでに約7年を費やしたと話す。

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

12

 

 

 

 

 

 

 

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

 

 

 

 

 

 

人気記事ランキング

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

AMW SPECIAL CONTENTS