ボディカラーは中学生の頃に作ったプラモデルを再現
ドンガラの状態から作り直したので、理想の鉄仮面像を再現。カラーリングは中学生の頃に作ったフジミ製プラモデルと同じシルバーメタリックとブラックの縦割りツートーンを採用している。“まめしばRS”さんいわく、
「少しS130型フェアレディZのマンハッタンカラーを意識していたのかも知れません」
とのことだった。
詳しい仕様について外装から確認していくと、まずフロントバンパーはハーフスポイラータイプのジェネシス製を装着。より迫力を出すべくリップスポイラーを60mmほど延長している。また、リアバンパーに取り付けたアンダースポイラーとサイドリップはオリジナルで、リアウイングはHiro製のスカイラインジャパン用をベースに鉄仮面のトランクに合わせた加工を施してセットしている。
インテリアはストリートレーサー仕様に
この鉄仮面のチューニングスタイルは当時感を大切にしている。そのため、エンジンは補器類を中心に強化。パワーの源となるタービンは、当時の定番だったHKS製のTO4Eフルタービンキットを装着し、インタークーラーは日産S13型「シルビア」用前置きタイプをセット。マフラーはφ60mmデュアルタイプをワンオフ製作し、エンジンマネジメントはApexi製S-AFCで燃調を、ブースト圧はHKS製EVC IIIでコントロールしている。
室内にはたくさんの追加メーターに加えてMOMO製ディープコーンステアリング、BRIDE製セミバケットシートのBRIXをセット。当時流行ったストリートレーサーとして作り込んでいる。
鉄仮面ほどの名車ともなれば、オリジナルで乗ることがセオリーなんてこともいわれるご時世。そんな中で、中学生の頃に作ったプラモデルを再現し、チューニングブームの流れをくむ名パーツを装着して現代でも通用するマシンへと進化させた。“まめしばRS”さんの鉄仮面に対する特別な想い入れを取材しながら感じた。ぜひ今後もこの当時仕様のまま、末永く乗り続けてもらいたい。
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