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朽ち果てそうな「鉄仮面」を格安で入手して7年かけて路上復帰! 小学生の頃に作ったプラモそっくりに仕上げた日産R30「スカイラインRS」…カッコよすぎです!

朽ち果てそうな「鉄仮面」を格安で入手して7年かけて路上復帰! 小学生の頃に作ったプラモそっくりに仕上げた日産R30「スカイラインRS」…カッコよすぎです!

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)

ボディカラーは中学生の頃に作ったプラモデルを再現

ドンガラの状態から作り直したので、理想の鉄仮面像を再現。カラーリングは中学生の頃に作ったフジミ製プラモデルと同じシルバーメタリックとブラックの縦割りツートーンを採用している。“まめしばRS”さんいわく、

「少しS130型フェアレディZのマンハッタンカラーを意識していたのかも知れません」

とのことだった。

詳しい仕様について外装から確認していくと、まずフロントバンパーはハーフスポイラータイプのジェネシス製を装着。より迫力を出すべくリップスポイラーを60mmほど延長している。また、リアバンパーに取り付けたアンダースポイラーとサイドリップはオリジナルで、リアウイングはHiro製のスカイラインジャパン用をベースに鉄仮面のトランクに合わせた加工を施してセットしている。

インテリアはストリートレーサー仕様に

この鉄仮面のチューニングスタイルは当時感を大切にしている。そのため、エンジンは補器類を中心に強化。パワーの源となるタービンは、当時の定番だったHKS製のTO4Eフルタービンキットを装着し、インタークーラーは日産S13型「シルビア」用前置きタイプをセット。マフラーはφ60mmデュアルタイプをワンオフ製作し、エンジンマネジメントはApexi製S-AFCで燃調を、ブースト圧はHKS製EVC IIIでコントロールしている。

室内にはたくさんの追加メーターに加えてMOMO製ディープコーンステアリング、BRIDE製セミバケットシートのBRIXをセット。当時流行ったストリートレーサーとして作り込んでいる。

鉄仮面ほどの名車ともなれば、オリジナルで乗ることがセオリーなんてこともいわれるご時世。そんな中で、中学生の頃に作ったプラモデルを再現し、チューニングブームの流れをくむ名パーツを装着して現代でも通用するマシンへと進化させた。“まめしばRS”さんの鉄仮面に対する特別な想い入れを取材しながら感じた。ぜひ今後もこの当時仕様のまま、末永く乗り続けてもらいたい。

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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