2代目C系アルトワークスに惚れこんだオーナーに直撃
スズキの誇る軽自動車の大看板「アルト」が200台以上も集まった2024年5月の「あると祭」には、新旧さまざま、スタイルもイジりかたも多彩なアルトが並びました。平成末期の1988年にデビューした2代目「アルトワークス」も今や立派なヤングタイマー・クラシックですが、キレイなコンディションをキープしている個体を発見。オーナーに話を聞いてみると、この型だけを愛し続けるディープなファンでした。その魅力とは?
魅力はやっぱり見た目が一番、そしてもちろん速さも!
スズキの2代目C系「アルトワークス」ばかり乗り続け、イベントに参加していた1991年式アルトワークスRS-Xですでに4台目だという、“メジロティーガー”さん。その理由はこの型のアルトワークスが好きだからというシンプルなもので、今のクルマに乗り換えたのは前に乗っていたクルマの状態が悪くなったからとのこと。ちなみに今のクルマはX(旧Twitter)で売りに出ていたものを購入したそうで、走行会仕様となっていたがボディはキレイだったそうだ。
「アルトの魅力はやっぱり見た目ですね。昔のやつは見た目がカッコいいっていうのと、あとはやっぱり、純正でも全然速いというか加速がかなり良いっていうのはあります。サーキットとかに行っても、最近のクルマも追っかけられるぐらい速いところが魅力ですね」
赤文字メーターが購入のポイント
ボディ関連は購入時から大きく変更していないそうだが、足まわりはHKS HIPERMAX車高調にKYBショック、加工アクスル等に変更し、ホイールはワタナベ8スポークをセット。インテリアはMOMOヴェローチェφ33mmのステアリングホイール、CHARGE SPEEDのフルバケットシート、WILLANSの4点式シートベルトに変更されている。後席を取り払い2座となりロールケージが組まれているのは、前オーナーが行った作業だそうだ。
エンンジンはチューニングではなく、オーバーホールしたうえで社外のフロントパイプ、サクションパイプ、エアクリーナー、TAKE OFFの爆音くん2マフラーをセット。手を入れているのは走りに関する箇所が主となっているが、じつは一番気に入っているのはメーターなのだという。
「メーターは純正品なんですけど、この型の前期CN型のメーターはそれ以降のメーターと違っていて、ツインカムだと赤メーターになっているんですね。なのでこの年式を狙って買っているんです」
今後はカスタムよりも維持に注力
サーキット走行も行っているという“メジロティーガー”さんだが、今後はやはりその方面でのチューニングを進めていくのだろうか?
「サーキットは数回行った程度なので、そちらよりもボディがちょっとまだ汚いので、ボディをキレイにするのとホイールをキレイにしたいくらいですね。手を加えたりっていうのは、あんまり考えてないので。ボディを塗り直したとしても、今と同じ色にしますね。純正の色がやっぱり好きで、他の3台も純正色そのままで乗っていたんですよ」