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ついに「600e」日本上陸! フィアットらしい電動BセグSUV。な予感…追って3気筒エンジン搭載のMHEVも【週刊チンクエチェントVol.45】

ついに「600e」日本上陸! フィアットらしい電動BセグSUV。な予感…追って3気筒エンジン搭載のMHEVも【週刊チンクエチェントVol.45】

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TEXT: 嶋田智之(SHIMADA Tomoyuki)  PHOTO: AMW 竹内耕太(TAKEUCHI Kota)

  • フィアット 600e:こちらも新色となるスカイ ブルー
  • フィアット 600e:ステランティス ジャパン代表取締役社長・打越 晋氏(左)と、ステランティス グループ フィアット・ブランド チーフデザイナー、フランソワ・ルボワンヌ氏(右)
  • フィアット 600e:フィアット・ブランドとして新色のサンセット オレンジ
  • フィアット 600e:往年のフィアット 600(セイチェント)へのオマージュが至るところに込められている
  • フィアット 600e:ボンネットにはさりげなくキャラクターライン
  • フィアット 600e:500eと共通のキャラクターを強調するLEDヘッドライト
  • フィアット 600e:フロントのロアグリルのデザインも上質さとシンプルさを両立していてさすがイタリア
  • フィアット 600e:車体のサイズはサイズは全長4200mm×全幅1780mm×全高1595mm
  • フィアット 600e:18インチダイヤモンドカットアルミホイールを履く
  • フィアット 600e:サイドスカートにも「600」のロゴ
  • フィアット 600e:随所にグロスブラックのアクセントをちりばめているのもさりげないポイント
  • フィアット 600e:エアロダイナミクスを徹底したリアエンドのデザイン
  • フィアット 600e:フロント側のアンダーフロアはフラットになっている
  • フィアット 600e:リア側のアンダーフロアもフラット
  • フィアット 600e:ラウンドしたメーターナセルなどフィアットのヘリテージを継承したコクピット
  • フィアット 600e:2本スポークのステアリングにも「600」のロゴ
  • フィアット 600e:ポップな可愛さと上質感を兼ね備えたインテリア
  • フィアット 600e:センターコンソールの前方にモード切り替えスイッチ
  • フィアット 600e:ドアパネルも明るいデザイン
  • フィアット 600e:シートにもボディ同系色のアクセントが入る
  • フィアット 600e:シートにはFIATの文字がパターンとして採用される
  • フィアット 600e:シートには、アイボリーカラーのエコレザーシートを採用している
  • フィアット 600e:ラゲッジルームは360Lの容量。後部座席を倒せば最大1231Lの積載が可能となる
  • フィアットにとって600eが重要なモデルであることを語ったステランティス ジャパンの代表取締役社長・打越 晋氏
  • ステランティス グループのフィアット・ブランド チーフデザイナー、フランソワ・ルボワンヌ氏が来日した
  • 『ルパン三世』とコラボしたフィアット 500/500C SPECIAL EDITIONもお披露目された
  • フィアット 600e:54kWhのバッテリーを装備し、一充電航続距離(WLTCモード)は493km
  • フィアット 600e:100%BEVのコンパクトSUVとなる
  • フィアット 600e:1955年に発売した初代「600」や「500e」からインスピレーションを得たデザインを随所に散りばめている
  • フィアット 600e:フィアット・ブランドとして新色のサンセット オレンジ

クラシック・セイチェントへのオマージュが隠れている!

名古屋の「チンクエチェント博物館」が所有するターコイズブルーのフィアット「500L」(1970年式)を、自動車ライターの嶋田智之氏が日々のアシとして長期レポートする「週刊チンクエチェント」。第45回は「フィアット600eがデビュー!」をお届けします。

「600e」はフィアットにとって重要なモデル

前回もお伝えしたのだけど、2021年秋のゴブジ号はウソみたいに好調で、だからあちこちに乗っていくのがとっても楽しかった。おかげで調子にのって、仕事として呼ばれたわけでもないのにラリー・イベントに参加しちゃったりしたのだけど、それはまた次回に。またしても「やっぱり話が横にそれちゃって進展ナシかよ……」なんて声がどっかから聞こえてくる気がしないでもないけど、フィアットにとって重要なモデルが2024年9月10日に国内ローンチされたので、それを無視するわけにはいかないじゃないか。

そう、いよいよフィアット「600」──イタリア語読みでは“セイチェント”──が日本に上陸したのである。本国ではバッテリーEVの「600e」とマイルドハイブリッドの「600ハイブリッド」がラインアップされいてるが、日本ではまずセイチェントのメインストリームとなる600eからのスタートで、600ハイブリッドは2025年春頃に追加されることになるという。

この連載を以前から見てくださってる方は御存知かと思うけど、僕はこの2代目セイチェントが正式デビューの前に何の前触れもなくィアットの公式動画にサラッと登場しているのを発見したときから、ちょっとばかり注目していた。もちろん本国でのデビューのときにも紹介してる。

というのも、これ、フィアットにとってホントに重要なモデルだと思っているから。ブランド初のバッテリーEVとしてはすでに「500e」が存在してるわけだけど、チンクエチェントはどちらかといえばパーソナルカーにしてスペシャリティカー。よりファミリーユースに向いてるのは、言うまでもなくドアの枚数も居住スペースも荷室も豊かなセイチェントの方なのだ。チンクエチェントのかわいらしさが好きで一緒に暮らしたいと思っていても、ライフスタイルにあてはめにくい人というのが思いのほか多くいる。そうした人たちの心を埋められるクルマに、このセイチェントがなっているのかどうか。それは気になるってものでしょう。

500Xに似てるけど、デザインは新規でおこしている

これまではその役目を、「パンダ」や「500X」が果たしてきた。が、電動化時代に突入した現在、3代目パンダは販売終了、500Xはもう少しの間だけ販売が続けられるけど、近い将来、やはり終了となる運命にある。そして、その500Xの事実上の後継となるBセグメントSUVがこのセイチェント、というわけだ。まぁルックスを見れば簡単に想像できちゃうことだろうけど。

写真で見たときには、セイチェントのスタイリングは500Xのディテールを変えただけみたいに感じていた。実物を見てみても、500Xとセイチェントはたしかに似ている。が、ジックリ眺めてると、実はシルエットからして微妙に違ってるということがわかる。まったく新規にデザインをおこしていると考えるべきだろう。

>>>フィアット&アバルトの専門誌「FIAT & ABARTH fan-BOOK」のvol.08を読みたい人はこちら(外部サイト)

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