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あなたの愛車のバッテリーは大丈夫?「エンジンがかかりにくい」ときにまず疑うのは、真夏の暑さで自己放電や劣化、エアコン全開で酷使されたバッテリーです

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TEXT: 藤田竜太(FUJITA Ryuta)  PHOTO: AMW/photo AC

  • エンジンをかけようとしたとき、かかりが悪いときは電装系パーツを疑いたい
  • バッテリーの寿命は2~3年が目安といわれている
  • オルタネーターも7~8万kmで寿命を迎える
  • セルモーターは7~10年ほどで寿命が来る
  • クルマも夏の暑さでストレスがかかり、エンジンがかかりにくくなることも
  • オルタネーターはブラシが半分以下になると、性能がガクンと落ちる
  • バッテリーをはじめとする消耗部品は、寿命のギリギリまで使い切らずに交換をしたい

早め早めの交換がトラブルフリーになる

9月になっても相変わらず真夏日が続いて、体調を崩している人も増えています。一方、クルマも夏の暑さでストレスがかかり、いろいろ不調が出やすい季節です。とくにエンジンのかかりが悪くなったといった症状が目立ちます。例えばエンジンスイッチを押し、エンジンが始動するまでに3秒以上かかるようなクルマは注意が必要です。

バッテリーは2〜3年で寿命、セルモーターやオルタネータにも注意

エンジンの始動性の悪さの原因はとくに下記の箇所に集約される。

・バッテリーの弱り
・セルモーター/オルタネーターの寿命
・スパークプラグの劣化
・センサー類の不良

とくに疑わしいのは、バッテリーの弱り。

暑い時期はバッテリー液の温度も上がり、化学反応が活発になるため、自己放電や劣化が進みやすくなるうえに、エアコンも全開で使用する。そのためバッテリーへの負荷が大きく、バッテリー上がりが起きやすい。

バッテリーの寿命は2~3年が目安といわれているので、ひと夏超えたバッテリーは、カー用品店やディーラーなどで専用のテスターを使った点検を受けるのが一番だ。

クルマの始動時は、セルモーターや燃料ポンプ、インジェクターも電気で動き、コンピュータも電気を使う。シビアなのはこのコンピュータで、バッテリーがちゃんと12V以上ないと、コンピュータが仕事をしなくなり、エンジンがかからないことがある。バッテリーのコンディションは非常に重要となる。

ちなみにセルモーターは7~10年、オルタネーターも7~8万kmで寿命を迎える。始動性が悪くなってきたとき、バッテリーの次に疑うところは、このセルモーターとオルタネーターだ。セルモーターは異音に注意し、オルタネーターはブラシが半分以下になると、性能がガクンと落ちるので予防的な整備が大事になってくる。

シビアコンディションなら交換サイクルも早めに

スパークプラグも10万kmまで無交換が当たり前になりつつあるが、短距離の繰返し走行が多く、低速走行が多い場合やアイドリング状態が多い、山道を走る機会が多いといったいわゆるシビアコンディションのクルマは、5万kmぐらいで交換するのが望ましい。

プラグが新品になると始動性もよくなり、エンジンの調子も改善し、燃費も向上することが多い。

このように、バッテリーをはじめとする消耗部品は、寿命のギリギリまで使い切らず、少し余力を残して早め早めに交換するのがノントラブルの秘訣となる。

その他、MT車の人でアクセルペダルを踏んだまま、エンジンボタンを押してしまうと始動性を悪化させるので要注意。冷間始動ではアクセルペダルを踏まずにスターターを回すのが大原則だということも覚えておこう。

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  • 藤田竜太(FUJITA Ryuta)
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  • モータリング ライター。現在の愛車:日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)。物心が付いたときからクルマ好き。小・中学生時代はラジコンに夢中になり、大学3年生から自動車専門誌の編集部に出入りして、そのまま編集部に就職。20代半ばで、編集部を“卒業”し、モータリング ライターとして独立。90年代は積極的にレースに参戦し、入賞経験多数。特技は、少林寺拳法。
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