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昭和・平成に青春を過ごした大人に贈る「胸キュン」ラブストーリー! 日産90周年記念ムービー『NISSAN LOVE STORY』を映画評論家が読み解きました

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TEXT: 永田よしのり(NAGATA Yoshinori)  PHOTO: NISSAN

  • ストーリーは1950年代の銀座からスタート
  • 1950年代の銀座に登場したダットサン
  • ケンが113型ダットサンセダンを修理していると、喫茶店から出てきたウェイトレスのメリーにひと目惚れ
  • 見上 愛が演じるメリー
  • 眞栄田郷敦が演じるケン
  • KB10型ダットサン サニー1000 クーペでメリーをデートに迎えに行くケン
  • KB10型ダットサン サニー1000 クーペで夜のドライブを楽しむ
  • ドライブインで130KHC型ローレル ハードトップ 2000GL-6のボンネットを磨くケン
  • ケンとメリーはこの後130KHC型ローレル ハードトップ 2000GL-6でドライブインシアターへ
  • ドライブインシアターにいたローレル
  • ドライブインシアターにいたスカイライン
  • ドライブインシアターにいたセドリック
  • KGC110型スカイライン ハードトップ2000GTで、一本道を気持ちよくドライブするケンとメリー
  • KGC110型スカイライン ハードトップ2000GTで、一本道を気持ちよくドライブするケンとメリー
  • ヒッピースタイルに身を包んだケンとメリー
  • メリーがBe-1を運転する
  • メリーがBe-1を運転しながらケンに話しかけるも、どこか浮かない表情で素っ気ない態度をとるケン
  • コンサバスタイルでディスコを楽しむメリー。S13型シルビア Q'sに乗ったケンが迎えに来ているシーン
  • Z33型フェアレディZ バージョンSTでドライブ
  • メリーがZ33型フェアレディZ バージョンSTの足元に落ちている自分のものではないアクセサリーを発見し、ケンに詰め寄る
  • 自分のものではないアクセサリーを発見して怒ったメリーはクルマを飛び出し、ケンは追いかけるも諦めて後に座り込んでしまう
  • アリアB9 e-4ORCEで2人の思い出の地を友人と訪れたメリー
  • 雨の中F15型ジューク 16GTでドライブするケン
  • メリーが記念撮影をしていると、ラシーン タイプIIが停まり、中からケンが現れる
  • 偶然の再会に驚きながら見つめ合うケンとメリー
  • ドライブインシアターで映画を楽しむ
  • ケンとメリーは1970年代ファッションに身を包み、PE10型チェリーX-1でドライブデート
  • ディスコの前にケンがS13型シルビア Q'sでメリーを待つ

時代を彩ってきた歴代37車種の日産車が登場

最近、クルマ好きの間でちょっとした話題になっているのが、日産が創立90周年記念ムービーとしてYouTubeで配信している、4分13秒の動画です。『NISSAN LOVE STORY』と題されたショート・ムービーに主演するのは、眞栄田郷敦、見上 愛の2人。歴代の日産車を通して描かれるラブストーリーを読み解きます。

時代の変化とともに、変わりゆく恋人たちのラブストーリーを映像化

日産のコマーシャルというとすぐに思い出すのは、1960年代から「愛のスカイライン」シリーズとして放送されていた男女2人によるラブストーリー仕立てのCM。通称「ケンとメリーのスカイライン」だ。つまり、本作の仕立ても眞栄田と見上がケン&メリーということだろう。

その2人が1950年代の銀座(出会い)から現在までの間を時空を超えて旅をしていくストーリー仕立てになっている。その時間経過の中に登場するのが日産車の数々。ケンとメリーの過ごした時を彩るように、つねに傍らに居たのが日産のクルマだった、というもの。

思えばひと昔前は18歳になるとすぐに自動車運転免許証を取得しに、高校3年生になると自動車学校に通いだす、というのが常だった。それは名目では高校卒業後、就職するには自動車運転免許証を持っていた方が良い、というものだったが、実際の男子高校生は、就職よりも彼女を乗せてドライブしたい! という純粋な欲望と好奇心があったからなのだ(もちろん全員がそうだとは明言しないけれど)。

あちらこちらに日産の車名が登場

スカイラインに関していえば、1960年代〜1970年代が人気絶大だった。それはCMキャッチフレーズの「愛のスカイライン」、「ケンとメリーのスカイライン」の影響によるところが大きい。ケンを演じたのは蟇目 良、陣内たけし、前田俊彦といったハーフっぽいルックス、そして相手にはダイアン・クレイやテリー・ミラーの外国人女性陣。思えば今回ケンを演じている真栄田郷敦もどこか前出演者陣に顔立ちが似ているような。

1950年代の銀座5丁目を模したオープニングに登場するのは「ダットサン」で、ケンとメリーの出会いが描かれる。こだわりと遊び心を感じてしまうのは、町並みに登場する車種名を模した建造物の数々だ。プリンスデパート、喫茶アベニール、映画館セレナ座の上映作品の看板タイトルは「インフィニティ」などなど。

目を凝らして見れば町並みのあちこちに日産車種名が冠されているのに気づくことだろう。他にも1970年代の住居・コーポの名前は「フィガロ」だったり、「シルビア」が登場する1980年代のディスコの店名は「プレジデント」だったりだ。

当時のドライブインシアターは憧れの場所だった

「ローレル ハードトップ 2000GL」が登場する1970年代のドライブインシアターの名前は「レパード」だ。1970年代〜1980年代のドライブインシアターは、アメリカ文化に憧れたクルマ乗りの若者たちの間ではまさに憧れだった。周囲にたくさんの人が座る映画館とは違い、恋人と2人だけの空間で好きな映画を観ることができる楽しさ。もちろん男子たちには下心満載だったのだが(笑)。

ドライブインシアターの歴史は1933年のアメリカ・ニュージャージー州カムデンから始まる。アメリカのティーンエイジャーたちを中心にファミリー層、シニア層にも支持されシアターは増加の一途だった。だがその後さまざまなモラルの問題や法律規制により衰退していくことに。

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