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SNSやYouTubeで話題沸騰! 昭和街道レーサー仕様のリンカーン「コンチネンタル」はDIYで製作…全長7メーター超えのもはやショーカーを紹介します

SNSやYouTubeで話題沸騰! 昭和街道レーサー仕様のリンカーン「コンチネンタル」はDIYで製作…全長7メーター超えのもはやショーカーを紹介します

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)

  • リンカーン コンチネンタル マークVI:ボディ寸法は全長7m20cm、全幅2m45cmにも達している
  • リンカーン コンチネンタル マークVI:ボディ後方に星条旗デザインを施す
  • リンカーン コンチネンタル マークVI:4本出し2m超えの竹ヤリマフラーを装着する
  • リンカーン コンチネンタル マークVI:180cmもの長いデッパを装着する
  • リンカーン コンチネンタル マークVI:アメリカンフラッグをフロントに飾る
  • リンカーン コンチネンタル マークVI:サバンナワークスのフェンダーを装着
  • リンカーン コンチネンタル マークVI:ボディ後方に星条旗デザインを施す
  • リンカーン コンチネンタル マークVI:リアには巨大な3分割ウイングをセット
  • リンカーン コンチネンタル マークVI:巨大なボディの足元を支えているホイールは、SSR MK-Iというのが街道レーサーらしい
  • リンカーン コンチネンタル マークVI:エクステリアはド派手だが、インテリアはステアリングのみ交換している
  • リンカーン コンチネンタル マークVI:後部座席に星条旗のブランケットでアメリカンな雰囲気を演出する
  • リンカーン コンチネンタル マークVI:パーツや凝ったペイントは全て自作
  • リンカーン コンチネンタル マークVI:フロントはファイヤーパターンを施す

昭和街道レーサーが現代に蘇る

昭和の自動車史に衝撃を与えたカスタムの系譜は、平成、令和の現代へ受け継がれ、進化を遂げています。昔にできなかったことを大人になった今、愛車作りに全力投入する……。ここで紹介する“サクセス”さんもそうした想いを持つひとりです。昔から憧れ、構想を練っていた街道レーサー仕様のマシンを約1年費やして完成させました。

アメ車をベースにした衝撃すぎるマシンとは

昭和生まれが過ごした若き日々は、日本で最もカスタム車を愛し、愛された時代であったと断言できる。あの青春、あの楽しかった頃を思い出すと再び、内に秘めたカスタム魂が騒ぎ出す。カスタムにどっぷりハマり、他人よりもカッコよく目立つように試行錯誤を繰り返して工夫する。そんな自己主張をするマシンは、オーナーそれぞれに特別な想いが込められているから面白い。

レーサーレプリカ、グラチャン、ワークス、シルエット、ハイソカーと時代の移り変わりとともに、楽しみ方の幅を広げていった日本が誇る街道レーサー。じつは今がいちばん自由で楽しかったりするのかもしれない。

“サクセス”さんが手がけた衝撃すぎるマシンは、SNSやYouTubeで拡散され、すでに大きな話題になっている。ベース車は1973年式のリンカーン「コンチネンタル マークVI」。サクセスさんの話では過去にアメ車ベースの街道レーサーが存在し、シボレー「カマロ」などのザ・アメ車を筆頭に、ファイヤーパターンにペイントしたカスタムカーが流行った時代があったという。当時の外車といえばお金持ちの象徴。それをド派手にカスタムする贅沢すぎるクルマ遊びに憧れている人たちがいた。

トラックに匹敵するスケール感

今回紹介する街道レーサー仕様のコンチネンタル マークVIは、アメ車に対する当時の想いを大胆にリメイクした1台だ。すでにヒストリックカー界でも価値のあるリンカーン車を惜しげもなくベース車に起用して改造を加えたボディは、サバンナワークスのフェンダーを装着させ、180cmもの長いデッパをマウント。さらに、リアには巨大な3分割ウイングをセットし、4本出し2m超えの竹ヤリマフラーを装着している。その大きさもさることながら改造のスケールが凄すぎて、何もかもが圧巻だ。

また、ボディに描くペイントもアメリカを象徴する手間のかかった素晴らしいアレンジが加えられている。フロントは昔ながらのファイヤーパターンで印象付け、ボディ後方に星条旗デザインを組み合わせてアメリカンを強烈にアピール。よくこんな仕様を思いつくものだと感心してしまう出来栄えである。

ボディ寸法は全長7m20cm、全幅2m45cmにも達しているという。もはやこの長さと幅は乗用車ではなくトラックに匹敵するスケールといえるだろう。

パーツやペイントはDIYで製作

奇抜な発想によって見事なアメ車街道レーサーを完成させた“サクセス”さん。パーツや凝ったペイントは全て自作で挑んだ渾身の1台で、カスタムカーというよりは、どちらかというとショーカーとしてアートな雰囲気が漂う。実際、これを目撃した外国人の反応は凄まじく、大喜びで話しかけてくるそうだ。

我々から見れば街道レーサーとなるが、そのことを知らない海外の人たちには、きっとアートなカスタムカーとして、見る者を喜ばせてくれるクルマとして輝いて見えているに違いない。このスタイルは、まさに魔改造であり、唯一無二のカスタムカーといえるだろう。

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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