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娘から譲り受けた通勤車スズキ「ワゴンR」がシザーズ4ドア仕様に!…『ワイスピ』スポコン&ハチマル仕様で「DSU東西王座決定戦」受賞歴あり

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)

ハチマルテイストを盛り込む

最近のドレスアップカーと違って、土屋さんのワゴンRはところどころに1980年代の改造テイストを感じさせる点が興味を引く作り。オーバーフェンダーは前後「フェアレディ240Z」用を加工して装着。さらに、ボンネットには街道レーサーが流行った時代の定番アイテムであるフィンも装着。さらに、ホイールはホワイトディスクにゴールドピアスボルトのBBS RSという点もハチマルテイストといった感じだ。

また、リアはどっしり構えるフォルムを強調させるべく、センターを大きく凹ませ、そこにディフューザーとアンダーネオン、そして、6本マフラーを入れることでアピール。センターにも七色チューブのデザインマーカーをセットして、奇抜なスタイルとイルミネーションを融合させることで魅せる仕様を作り出していた。

インテリアについてはホワイトとブルーのツートーンカラーでコーディネート。ドア内張り、ダッシュボートの一部をくり抜き、華やかな光の演出を楽しめる車内空間を作り出した点はオーナー自慢のポイントでもある。

ド派手なオーディオでギャラリーにアピール

トランクにはカスタムオーディオを搭載し、その過激なスタイルと光によるアピールだけでなく、強烈な音響によってもギャラリーの視線をクギ付けにする土屋さんのカスタムワゴンR。たくさんありすぎるカスタム技の中でも、とくにお気に入りのポイントについて尋ねると、それは燃料コックのフタにあるという。フタを開けて見せてもらうと、裏側に隠れキャラ的な遊び心として、お孫さんの写真がプリント加工されていた。

まさにやりたいことが全部盛りといった感じの土屋さんのワゴンR。あのDSU東西王座決定戦のチャンピオンマシンだけに、これで完成かと思いきや、じつは自分が目指す仕様としては現状で85%ほどという。すでにここからのカスタム計画は決まっているらしいので、今度はぜひ大阪オートメッセ2025の会場で、その完成した姿を見せてもらいたい。楽しみに待っています。

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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