ハチマルテイストを盛り込む
最近のドレスアップカーと違って、土屋さんのワゴンRはところどころに1980年代の改造テイストを感じさせる点が興味を引く作り。オーバーフェンダーは前後「フェアレディ240Z」用を加工して装着。さらに、ボンネットには街道レーサーが流行った時代の定番アイテムであるフィンも装着。さらに、ホイールはホワイトディスクにゴールドピアスボルトのBBS RSという点もハチマルテイストといった感じだ。
また、リアはどっしり構えるフォルムを強調させるべく、センターを大きく凹ませ、そこにディフューザーとアンダーネオン、そして、6本マフラーを入れることでアピール。センターにも七色チューブのデザインマーカーをセットして、奇抜なスタイルとイルミネーションを融合させることで魅せる仕様を作り出していた。
インテリアについてはホワイトとブルーのツートーンカラーでコーディネート。ドア内張り、ダッシュボートの一部をくり抜き、華やかな光の演出を楽しめる車内空間を作り出した点はオーナー自慢のポイントでもある。
ド派手なオーディオでギャラリーにアピール
トランクにはカスタムオーディオを搭載し、その過激なスタイルと光によるアピールだけでなく、強烈な音響によってもギャラリーの視線をクギ付けにする土屋さんのカスタムワゴンR。たくさんありすぎるカスタム技の中でも、とくにお気に入りのポイントについて尋ねると、それは燃料コックのフタにあるという。フタを開けて見せてもらうと、裏側に隠れキャラ的な遊び心として、お孫さんの写真がプリント加工されていた。
まさにやりたいことが全部盛りといった感じの土屋さんのワゴンR。あのDSU東西王座決定戦のチャンピオンマシンだけに、これで完成かと思いきや、じつは自分が目指す仕様としては現状で85%ほどという。すでにここからのカスタム計画は決まっているらしいので、今度はぜひ大阪オートメッセ2025の会場で、その完成した姿を見せてもらいたい。楽しみに待っています。
>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)