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山形県で初のクラシックカーラリーが開催! 名車が集結した「第0回 ファントムラリー」に参加した23台とは…本格開催は2025年を予定

山形県で初のクラシックカーラリーが開催! 名車が集結した「第0回 ファントムラリー」に参加した23台とは…本格開催は2025年を予定

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TEXT: 奥村純一(OKUMURA Junichi)  PHOTO: 奥村純一(OKUMURA Junichi)

  • スタート地である道の駅やまがた蔵王に集まったファントムラリー2024のエントラント車両たち
  • 山形県内外から23台のクラシックカーが集まった
  • 出走準備をするファントムラリー2024のエントラント車両
  • PC競技もスタート直後に行われた。今回は20mを6秒で走り、その誤差の少なさを争うという内容
  • PC競技もスタート直後に行われた。今回は20mを6秒で走り、その誤差の少なさを争うという内容
  • 金山町の古い街並みにマッチしたファントムラリー2024の参加車両たち
  • トヨタ スポーツ800は地元CRGカスタマイズファクトリーからのエントリー
  • ボルボ PV544は女子に人気!?
  • モーガンのクラシックな佇まいも金山町の街並みにマッチ
  • ジャガーEタイプも参加していた
  • 荘内銀行金山支店の駐車場も展示場所として提供され参加車両たちが並んだ
  • 金山町の街並み交流広場も展示場所として提供され参加車両をレイアウト。こちらはVWカルマンギア
  • もがみ北部商工会金山事務所前に展示されたのは日産610ブルーバード。立派な松の木とマッチしている
  • 最初のチェックポイントとなった金山町にある蔵カフェでは、コーヒー&スイーツが振る舞われた
  • 最初のチェックポイントは金山町にある蔵カフェ。立ち寄った証明としてスタンプ
  • 金山町から真室川への心地よいワインディングを通り庄内地方へ向かう参加車両たち
  • 金山町から真室川への心地よいワインディングを通り庄内地方へ向かう参加車両たち
  • 酒田市では街並みの散策などの時間もあり、山形の魅力をたっぷり感じられるのもファントムラリーの特徴だ
  • 酒田市では街並みの散策などの時間もあり、山形の魅力をたっぷり感じられるのもファントムラリーの特徴だ。海岸線を走り初日ゴールのあつみ温泉を目指す
  • 1日目夜の懇親会でも山形の魅力をアピール。酒どころならではの、地産地消のお酒を楽しんだ
  • 2日目のスタートはあつみ温泉萬國屋、GO&FUNレディRIHOさんがお見送り
  • GO&FUNレディRIHOさんがお見送り。2日目も元気で行ってらっしゃい!
  • あつみ温泉で足湯を楽しむお客さんたちも、ヒストリックカーの一団に思いがけず遭遇
  • 2日目のスタート時より降り始めた雨が本格的になってきた帰路、これもこの年の思い出として記憶に残るはず。ゴールを目指すボルボPV544
  • ポルシェ911とジャガーEタイプがランデブー。ゴールである長井市を目指す
  • GO&FUNレディRIHOさんがデイムラー SP250をチェッカーフラッグでお出迎え
  • ゴールとなった長井市役所駐車場には雨にもかかわらず多くの人が見学に訪れた
  • 2日目のスタート時より降り始めた雨が本格的になってきた帰路、これもこの年の思い出として記憶に残るはず
  • 金山町にある蔵カフェで、道中をおさらい(?)するエントラント
  • 金山町にある蔵カフェで、道中をおさらい(?)するエントラント
  • けん玉勝負が功を奏したかも(?)。東京都からアルファ ロメオ ジュリアTiスーパーで参加の斉藤さんご夫妻が優勝、副賞はなんと山形牛3kg
  • トヨタ TE27 スプリンタートレノにアルファ ロメオらが続々と金山町へ到着する
  • ゴールは長井市役所駐車場。GO&FUNレディRIHOさんがチェッカーフラッグでポルシェ911SCをお出迎え

2025年の本格開催に向けてプレ開催された「ファントムラリー」

最近は全国各地でクラシックカーのラリーイベントが開催され、地域活性化の面からも注目を集めています。そんな中、じつは多くのクラシックカーと愛好家が存在している山形県で、初めてラリー形式のツーリングイベント「第0回 ファントムラリー」が2024年6月に開催されました。貴重なクルマの数々が参加した様子をレポートします。

山形の魅力を知ってもらいたいと、県内初のヒストリックカーラリーが誕生

山形県でもクラシックカーの展示イベントはたくさんあるが、ツーリング形式のものがない。壮大な自然と、食を楽しめるイベントを企画したい! と、山形県では初めてとなるラリー形式のツーリングイベント「第0回 ファントムラリー」が2024年6月22日(土)~23日(日)に開催された。

これまでも県北の金山町で文化、街並み、自然といった地域の持つ遺産とクラシックカーを融合した展示イベント「ノスタルジック・フェスタ金山」を主催してきた川崎恭平さんを実行委員長に、クラシックカー愛好家たちによる実行委員会が組織され、今回の開催となった。

当初は「第0回」というとおり、来年度からの本格開催に向けたプレイベントとして、少数で様子見の「ひっそり」としたイベントを予定していたそうだが、山形県内外のヒストリックカー愛好家たちの間で、「初めて山形でクラシックカーラリーをするらしい」といったウワサが広がり、結果的に23台が参加する立派なイベントとなった。

国内のさまざまなクラシックカーラリーに参加してきた経験を持つも、主催者の立場は初めてという、今回のイベントをプロデュースしたジェイク伊藤さんはこう振り返る。

「23台くらいですと、なんとかなりそうかと思いますが、ラリーはペアでの参加ですので約50人の参加者さんになります。少ないスタッフでご迷惑なくご案内できるのかという不安が募りましたね」

そんな不安も抱きながら、伊藤さんは自分の経験してきたクラシックカーラリーの魅力を伝えたいと、初心者にも分かりやすいコマ図にしたがって風光明媚な羽州路を駆け巡り、チェックポイントのある街を散策するといった時間も設け、誰もが楽しめるゲーム的な要素も加えた内容を考えたそうだ。

山形の風景と文化と食を楽しめるイベントとして期待大

第0回 ファントムラリーでは、本格的なクラシックカーラリーでの採点に使われる「線踏み」と呼ばれる、決められた距離を指定のタイムで走り、その誤差をいかに少なくするか競うPC競技も行われて気分を盛り上げてくれた。また、長井市の特産である「けん玉」での勝負は、誰もが逆転のチャンスがあるゲーム。童心に戻りけん玉を振る姿は、すべての参加者を笑顔にしてくれた。宿泊地のあつみ温泉萬國屋では参加者同士で懇親会を楽しみ、2日目の降りしきる雨のなかの走行も、終わってみれば、初めてのファントムラリーの思い出だ。

「ゴールの長井市では交通整理を地元のライオンズクラブさんが申し出てくれたり、スポンサーの方々をはじめ協力していただいた皆さまのお力添えのおかげで、来年も参加したいと、たくさんの方からお声をいただきました。ありがとうございます」

イベント運営は想像以上に大変だったという伊藤さんだが、来年に向けて好評のうちに、無事に終了した第0回 ファントムラリー。

山形の風景や食などの特産を楽しめるクラシックカーラリーとして、来年からの本格開催が今から楽しみだ。

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