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バブリーな金モールが懐かしい! メルセデス・ベンツ「560SEC」にコンバーチブルってあった? 一世を風靡したゴールド仕様は174万円で落札

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TEXT: 山崎元裕(YAMAZAKI Motohiro)  PHOTO: Bonhams

サスペンションを強化し、ソリッドな走行フィールを実現

1980年代を懐かしめるようなボディカラーは、鮮やかなレッド系で、キャンバストップとのコンビネーション、そしてゴールドで縁取られたフェンダーや当時モノの前後バンパースポイラー、そして同色のMOMO製ホイールなど、カラーのマッチングもじつに巧みだ。トランクリッドの右側にはAMGのエンブレムが備わるが、こちらもこのモデルの製作への直接の関与は確認されていない。

フロントに搭載されるエンジンは、4973ccの排気量を持つV型8気筒SOHC(M117型)。ボッシュ製のフューエル・インジェクションとの組み合わせで255psの最高出力を発揮する。組み合わせられるトランスミッションは4速AT。サスペンションは4輪独立懸架で、ブレーキも4輪にディスク式を採用している。

出品車ではサスペンションの強化も行われており、SECがそもそも持つソリッドな走行フィールはカブリオレ化されてもそのまま再現されているのが大きな特徴だとボナムズは報告する。現在までの走行距離は約8万9000km。メルセデス・ベンツにとってこの数字は、ひとつの通過点にすぎないほどのものと評価してもよいだろう。

ちなみにエスティメート(推定落札価格)は、1万8000ドル〜2万5000ドル(約284万円〜約395万円)を掲げていた。最低落札価格の設定なしで行われたオークションの結果は、1万925ドル(約174万円)での落札。それは落札者も大いに満足できた結果といえるのではないだろうか。

>>ネオクラシックを特集したメルセデスの専門誌「only Mercedes」のvol.221を読みたい人はこちら(外部サイト)

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