英国車の新型車をレポート
カーライフエッセイスト吉田由美の「なんちゃってセレブなカーライフR」。2024年8月は、イギリスメーカーの発表会が続々開催されたわ。ということで、今回は英国車に絞って新型車をレポートするわよ。まずはロータス初のエレクトリック・ハイパーGT新型「エメヤ」の発表会からスタート!
最上級グレードのロータス「エメヤR」はヘビー級ボディで918馬力のビッグパワーを発揮
台風や地震に翻弄された夏でしたわね。前回、マクラーレン「アルトゥーラ」のオープンモデル新型「スパイダー」と2025年モデルの新型「クーペ」の試乗会の模様をお届けしたけど、2024年8月は英国車の発表が続々だったのよ~。
まずは豪雨の中、ロータスのエレクトリック・ハイパーGTの新型「エメヤ」の発表会。わたくしにとってロータスはお手頃価格で軽やかなスポーツカーというイメージだけど、エメヤはロータスのEVのフラッグシップ。この日展示されていたのは最上級グレードの「エメヤR」で、2基のモーターを用いて搭載されているリチウムイオンバッテリーの容量は102kWh。
最高出力は918ps、最大トルクは985Nmを発揮し、航続距離は610kmよ。アルミニウム製のボディは、全長5139mm×全幅2005mm×全高1467mmと堂々サイズ。車両重量も2575kgとヘビー級! 価格は2268万2000円となかなか。
アストンマーティン最速の345km/hに達するヴァンキッシュは年間1000台限定
続いては、アストンマーティンから2台紹介するわ。スペシャルな新型「ヴァリアント」は、「アストンマーティン・アラムコF1チーム」のドライバーである現役のレジェンド、フェルナンド・アロンソ選手から「こんなの欲しい(ハート)」というリクエストを受け、アストンマーティンのビスポークサービス「Q by Aston Martin」が開発。
スタイリングは魅力的な伝説のレーシングマシンであるRHAM/1「マンチャー」をモチーフにしたもので、5.2L V12ツインターボエンジンに6速MTを搭載し。フルカーボンボディやエアロダイナミクスで軽量化を図り、大きなダウンフォースとドライビングの一体感を感じるらしいわ。最高出力は745psを誇り、世界限定38台の特別なクルマ。一度ドライブしてみたいわ~。すでに完売しているけど……。
そしてもう1台は、5.2L V12エンジンを搭載する新型「ヴァンキッシュ」。2018年に生産終了したヴァンキッシュの最新モデルとなる3代目ヴァンキッシュが世界同時発表されたわ! 正式発表会はイタリア・ベニスで行われ、わたくしは日本の発表会に参加! クラストップとなる最高出力835ps、最大トルク1000Nmを発揮し、最高速度はアストンマーティン量産モデル最速の345km/h!
優雅にルーフ全体を覆うパノラミックガラスルーフを採用し、インフォテインメントは見たところは新型「ヴァンテージ」同様な感じかしら。エレクトリック・リア・ディファレンシャル、21インチのアストンマーティン専用のピレリ「P Zero」タイヤを装着したサスペンションシステムなど、トピックがいっぱいよ~。そして何より、車内はアストンマーティンのとっても良い香り~。こちらは年間1000台限定生産だから、年末あたりに日本でも目にすることができるかも!