日常でも使えるスーパーカーが誕生
コンチネンタルGTスピードは、コーチビルトの「バカラル」と「バトゥール」によって確立された新しいDNAを示す洗練されたモダンなディテールで、大幅なデザイン変更が行われている。
パフォーマンスは、新しい「ウルトラパフォーマンスハイブリッド」によってもたらされる。4L V8エンジンと電動モーターが組み合わさり、合計で最高出力782ps、最大トルク1000Nmを発揮する。0-100km/h加速に要する時間は3.2秒で、電気モーターのみの走行距離は81km、総航続距離は859kmとなる。
この特別な車両は後にベントレーのヘリテージコレクションに加わる予定だが、このコレクションには世界最古のベントレーである1919年式の「EXP2」から最新車まで、105年にわたるベントレーの歴史を代表する45台のクルマが収められている。
AMWノミカタ
いよいよ新型コンチネンタルGTスピードの顧客向け車両の生産が開始する。顧客向け車両の前に作られたこの第1号車は、明るいトルマリングリーンでペイントされ、著名なベントレーグリーンを現代的に解釈したものと説明されている。
ベントレーがル・マン24時間レースで活躍していた時代のイギリスのレースカーはもう少し深い「ブリティッシュ レーシング グリーン」で塗られていると思われがちだが、たとえば1928年にル・マン24時間レースでで優勝した4.5Lの通称「オールド マザー ガン」と呼ばれるモデルは、トルマリングリーンに似た明るい若草色でペイントされていた。
このトルマリングリーンが明確に「オールド マザー ガン」のカラーにインスパイアされたカラーとは語られていないが、そんな歴史のつながりを想像するのも楽しいものである。