クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • CLASSIC
  • 超貴重なトヨタAE86「カローラレビン GT-APEX」オリジナル車両を発見! 温度感知式グリルもしっかり開閉…リアスポのみ後期型を流用してます
CLASSIC
share:

超貴重なトヨタAE86「カローラレビン GT-APEX」オリジナル車両を発見! 温度感知式グリルもしっかり開閉…リアスポのみ後期型を流用してます

投稿日:

TEXT: 勝村大輔(KATSUMURA Daisuke)  PHOTO: 勝村大輔(KATSUMURA Daisuke)

  • トヨタ カローラレビン GT-APEX:前期モデルではGT-APEXのみに設定されたシルバー/ブラックのツートーンカラー
  • トヨタ カローラレビン GT-APEX:シルバー/ブラックのツートーンカラーは、一度同色で外側のみリペイントされているそうで、まるで新車のような美しさをキープ
  • トヨタ カローラレビン GT-APEX:ホイールもオリジナルが残っている
  • トヨタ カローラレビン GT-APEX:「エンジンや足まわりの部品にはあまり困りませんが、外装パーツは徐々に入手困難になりはじめてます」
  • トヨタ カローラレビン GT-APEX:リアのスポイラーのみ後期型の純正を流用してあり、これが唯一のカスタムポイントとなる
  • トヨタ カローラレビン GT-APEX:現状ではエンジンは完全にノーマルのままで非常に調子良いとのこと
  • トヨタ カローラレビン GT-APEX:ステアリングも純正の3本スポークがしっかりと残っている
  • トヨタ カローラレビン GT-APEX:AE86前期型ベースのメタリックボディカラー車のみにブルー系の内装が設定されていた
  • トヨタ カローラレビン GT-APEX:フロントグリルはGT-APEXの専用品
  • トヨタ カローラレビン GT-APEX:85℃でロゴ入りカバーが開いてグリルから走行風を取り入れる構造になっている
  • 1983年式トヨタAE86 カローラレビン GT-APEXと、オーナーの後藤さん

オリジナルをキープしたカローラレビンGT-APEX

2024年に7月28日(日)に石川県小松市の日本自動車博物館で開催された金沢クラシックカーミーティングの会場で気になる車両をチェック。今回は、チューニングやカスタムが施されることが多い人気車種AE86でありながら、オリジナルをキープしたトヨタ「カローラレビン GT-APEX」を紹介します。

AE86前期レビンGT-APEXの無改造車を発見

こういった旧車イベントには人気車種であるトヨタAE86「スプリンタートレノ/カローラレビン」は必ず数台エントリーがあるが、多くの車両はやはりカスタムを施したり、チューニングされているケースが多い。また、一見するとオリジナルという車両も、過去にチューニングされていた車両をベースに「ノーマル戻し」をしている個体が多く、グレード通りのパーツが装着されていないケースも多いのが現状だ。

そんな中、金沢クラシックカーミーティングの会場で驚きの1台を発見した。固定ヘッドライトの「カローラレビン」の「GT-APEX」という最上級グレードで、ホイールやマフラーまでオリジナルという車両だ。GT-APEXはチューニングのベースとしてカスタムされた車両が多く、オリジナルのまま現存している個体はイベントでもあまり見かけない。オーナーの後藤さんにお話を聞いてみた。

珍しいGT-APEX専用の温度感知式グリルも健在

後藤さんは今から15年ほど前に、多くの部分でオリジナルをキープしたこの1983年式のカローラレビンGT-APEXを入手した。前期モデルではGT-APEXのみに設定されたシルバー/ブラックのツートーンカラーは、一度同色で外側のみリペイントされているそうで、まるで新車のような美しさをキープしている。エンジンや足まわりはもちろん、マフラーやホイールまでノーマルという車両は珍しい。

「ちなみにリアのスポイラーのみ後期型の純正を流用してます。これが唯一のカスタムポイントですね。フロントグリルはGT-APEXの専用品で、85℃でロゴ入りカバーが開いてグリルから走行風を取り入れる構造になってます。ちゃんと動作するグリルも珍しいですが、ほとんどのチューニング車はGTのグリルに変えてしまうので、しっかりと残っている車両もあまりないんですよね」

メタリックカラーのみに設定されたブルー系の内装

インテリアも興味深い。AE86前期型ベースのメタリックボディカラー車のみにブルー系の内装が設定されていたそうで、全体数としては非常に珍しいそう。そしてこのブルー内装は紫外線に灼けて色抜けしてしまうことが知られているが、この車両は内装の状態も非常に良い。ステアリングも純正の3本スポークがしっかりと残っている。

「ハチロクってちょうど免許を取った頃のクルマなんですよね。だからリアルタイムで憧れていたのもあって、今乗ることができて嬉しいです。エンジンや足まわりの部品にはあまり困りませんが、外装パーツは徐々に入手困難になりはじめてます。現状ではエンジンは完全にノーマルのままで非常に調子良いので、しばらくはこのまま乗り続けることができそうです」

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

すべて表示

 

 

 

 

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

 

 

 

人気記事ランキング

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

AMW SPECIAL CONTENTS