GT-R以上に、ガレージアクティブと坂本社長の大ファン
シャコタンやツライチなど独自スタイルのGT-Rカスタムを提案する九州唯一の専門店が「ガレージアクティブ」です。長年のドラッグレース経験を活かしたハードチューンやフルレストアなど、ワンストップでユーザーのニーズに応えています。そんな同社のオリジナリティあふれるマシンメイクに共感するGT-Rオーナーを紹介。今回登場するのは、坂本社長との付き合いは30年以上という相良さんの日産R35「GT-R」です。
R32売却が縁となり、付き合いは30年以上
「GT-Rにこだわりはありますが、それ以上にガレージアクティブ、そして坂本社長のファン。だからここで買いました」
開口一番、そう語る相良 敦さん。ガレージアクティブでGT-Rを買うのは今回が初めてだが、付き合いはすでに30年以上になる。
R32型「スカイラインGT-R」の売却が来店のきっかけだったが、話すとすぐに意気投合。それからというもの、クルマを買うときはもっぱらガレージアクティブ。当時はまだGT-R専門店ではなかったこともあり、日産「ステージア」、トヨタ「スープラ」などさまざまなスポーツカーを用意してもらったが、子どもができたことで日産「エルグランド」に乗り換えた。それでも坂本社長からは毎年の年賀状で「いつこっちの世界に戻ってくるの⁉」と促されていたという。
エンジンはノーマルだが、踏み込むことを躊躇するくらいに速い
約10年間の子育てを経て、スポーツカーへの復帰を決断した相良さん。最後の趣味車として希望したのは「これまで触れたことのないパドルシフト付きのクルマに乗ってみたい」ということ。以前と異なりGT-R専門店となったガレージアクティブでその条件を満たすのはR35型GT-Rだった。そして、購入相談のために訪問したとき、出会ったのがのちに愛車となるガレージアクティブのデモカー。パッと見は控えめだが、佇まいにセンスの良さを感じた。
「同じものは用意できるよ、と言われましたが、これがいいと何度も頼み込んで。最終的には根負けする形で譲ってもらいました。坂本社長が丹精込めて仕立てたクルマなら間違いない、そんな思いもあったかもしれません」
R35 GT-Rに乗ると、まずその速さに圧倒された。エンジンはノーマルでも全開で踏み込むのは荷が重すぎるとすら感じたが、反面、速さがもたらすスリルは何物にも代えがたい気持ちもあった。ただ、想定外だったのがその注目度の高さ。元デモカーということもあって、あちらこちらで声をかけられることが多く、「どこにも長居できないんですよ」と苦笑いする。
一般的な車高調キットと何ら変わらないエアサスの性能に驚き!
サスペンションについても不満はない。T-DEMANDと共同開発したエアサスペンションは一般的な車高調キットと変わらないほどの乗り味と性能を誇り、段差を目の前にしても困らないのもメリットだ。唯一の不満はマフラーのサウンドとフェンダーのクリアランス。マフラーはクルージング中には問題ないのだが、アクセルを踏み込んだときの音はけたたましく、室内では会話もままならない。フェンダーはデモカーということで、ツライチとなるように攻めたホイールサイズを狙った結果、車高を下げるとすぐにタイヤが接触してしまう。どのように対処するかは決めかねている。
「今後大きく手を加える気はありませんが、ガレージアクティブから発売されたカーボンボンネットは興味がありますし、前期型特有の不具合であるダッシュボードの縦割れも気になるので交換を検討中。購入時はこれで満足と思っていましたが、乗り始めるとあれこれ目につきますね」
いずれ娘に譲るまでは妻とともにR35を楽しみたい
また、スポーツカーに乗る彼氏の影響か、最近長女から「これを売るときは私に頂戴ね」と言われている。「だったら買ってくれ」と言い返しているが、本心は引き継ぐという言葉がうれしくて仕方ない。そのときが来るまでは妻との時間を大切にしながら、R35を楽しむつもりだ。妻自身は運転しないが、あまりにも乗らないでいると「たまには動かしてあげれば」と指摘されることも……。スポーツカーに乗ることを理解し、あれこれ気を使ってくれていることに感謝している。
GT-Rを手にしたことで、スポーツカーに乗る喜びを再び感じている相良さん。ガレージアクティブという主治医のサポートを受けながら、このクルマとともに大切な思い出を積み重ねていくつもりだ。