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10年かけて日産「フェアレディ240ZG」をレストア!「ソレ・タコ・デュアル」はもちろん、エアサスに交換してストレスなく運転できます

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)

  • 日産 フェアレディ240ZG:約10年もの歳月を費やしてレストアに励んで完成させた
  • 日産 フェアレディ240ZG:かつて「華麗なスタイリングを持つ美獣」といわれた
  • 日産 フェアレディ240ZG:約10年もの歳月を費やしてレストアに励んで完成させた
  • 日産 フェアレディ240ZG:ボンネットにS130型フェアレディZ用ターボダクトを装着する
  • 日産 フェアレディ240ZG:極端に低くなったフォルムは、エアサス装着によって生み出したスタイル
  • 日産 フェアレディ240ZG:ボンネットにS130型フェアレディZ用ターボダクトを装着する
  • 日産 フェアレディ240ZG:ミラーはビタローニ F-1を装着する
  • 日産 フェアレディ240ZG:オーバーフェンダーに合わせたサイドダクトを装着する
  • 日産 フェアレディ240ZG:ホイールはゴールドディスクのSSRマーク3を履かせている
  • 日産 フェアレディ240ZG:マフラーは当時感を忘れないように、テールをあえて縦デュアル型にセットする
  • 日産 フェアレディ240ZG:リアはバンパーレスのスムージング加工と3分割ウイングを装着する
  • 日産 フェアレディ240ZG:リアはバンパーレスのスムージング加工と3分割ウイングを装着する
  • 日産 フェアレディ240ZG:昔のストリートチューンで流行ったレーシーなハッチバックスタイルを主張させるアイローネゲートをセット
  • 日産 フェアレディ240ZG:左ハンドル仕様となる
  • 日産 フェアレディ240ZG:ステアリングは定番のダットサンコンペだ
  • 日産 フェアレディ240ZG:走りにこだわる広田康久さんはメーターでエンジンの状態を常に確認している
  • 日産 フェアレディ240ZG:インテリアはブラックをメインにコーディネート。シートもブラックでまとめる
  • 日産 フェアレディ240ZGのオーナーの広田康久さん
  • 日産 フェアレディ240ZG:パワーユニットはきっちりオーバーホールをかけ、ソレ・タコ・デュアルの3点セットを装着済する
  • 日産 フェアレディ240ZG:スモークライトは見にくいがカッコいい

華麗なスタイリングを持つ美獣と言われた名車

かつて「華麗なスタイリングを持つ美獣」といわれた日産 S30型「フェアレディ240ZG」。スポーツカーとして抜群のルックスとプロポーションを持ったクルマで、当時は「優秀なものは生まれながらにして美しい」と、こんなたとえまで誕生するほどでした。そんなフェアレディ240ZGを10年もの歳月をかけてレストアした広田康久さんに話を伺いました。

国産スポーツカー最大級のパワーユニットを搭載

この日産 S30型「フェアレディ240ZG」は、1970年に北米向け輸出専用に設定され、市場で絶賛され一大センセーショナルを巻き起こした。海外での大成功に続き国内のファンからも熱望され、1971年11月に国内用右ハンドル車が追加された。搭載されたのは排気量2393ccのL24型エンジンで、最高出力は150ps、最大トルクは21.0kgmと、当時の国産スポーツカー最大級のパワーユニットを搭載していた。

日本でのグレード展開は「240Z」、「240Z-L」、「240ZG」の3種類で、トップグレードである240ZGの外観「Gノーズ(エアロダイナ・ノーズ)」のカッコよさに誰もが憧れた。フロントの鋭く伸びたFRP製ノーズピース、ヘッドライトカバー、ワイドタイヤを収めるオーバーフェンダーからなる独特のスタイルは美しいだけでなく、空気抵抗係数を示すCd値=0.390という国内最高峰の数値をマーク。

さらに、最高速は210km/hに到達し、カッコいいスタリングとともに圧倒的な速さも身につけ、クルマ好きにとっての憧れのスポーツカーとして君臨した。

10年もの歳月をかけてレストア

現在52歳の広田康久さんは、昔から旧車好きで、これまでに1980年代のクルマを中心に乗り継いできたそうだが、そろそろ良い歳になったので、昔から憧れていたフェアレディ240ZGに乗ろうと決意。全国各地を巡って良い個体探しを開始するも、近年の旧車価格高騰によって、程度の良い車体はどれも高く手が出せない。そんな理由から、レストア前提で車体探しを始めたが、それでも簡単には見つからない。

なにせ大人気のフェアレディ240ZGだけに、ボロボロでも欲しがる人はたくさんいる。なので、本当は右ハンドル車を求めていたが、やはり国内仕様は高嶺の花というわけで、左ハンドルに狙いを定めて購入。現在の状態になるまで約10年もの歳月を費やしてレストアに励んで完成させたという。ちなみに、これは偶然だったが、手に入れた車体は、広田さんの生まれ年にも近かったため、運命的な出会いを感じてしまったそうだ。

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

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