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2代目「キューブ」を前期→後期→中期型と3台乗り継いだマニアなオーナーの正体は?…なんと日産のデザイナー本人でした!

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TEXT: 長尾 循(NAGAO Jun)  PHOTO: 長尾 循(NAGAO Jun)

2代目キューブを前期、後期と乗り継ぎ、この中期で3台目

今回のイベントを主催しているGFGS CARLIFEの母体であるG.S.G.F.は、いわゆる「クルマ屋さん」ではなく、ボーダーカットソーの製造・販売を軸にさまざまな活動を行なっているクリエイティブ集団。かねてより日産モータースポーツ&カスタマイズが積極的に展開している異業種間コラボという取り組みの中で、桑原さんとG.S.G.F.の代表でもある小栁雄一郎さんとが出会い、それ以来のご縁が今回のイベント参加へとつながっているというわけだ。

「初代キューブの開発にも関わりましたが、その時はまだ全体の一部。その後1998年から開発が始まった2代目キューブではコンセプトやアイデアスケッチの段階からエクステリアデザイン、さらにマイナーチェンジなど、全てに関わりました」

と、桑原さんは語る。

「低く幅広く速そうでカッコいい」ことが正義とされがちなクルマのデザインにおいて、それらとはまったく異なるアプローチ、しかも他に例を見ない左右非対称デザインを採用して、大きなヒット作となった2代目キューブ。

「室内は広いし小回りも効く。パーツも安いですし13km/Lくらいは走ります」

と、そのデザインを手がけたご本人がそのクルマをオーナーとしても大いに気に入り、さらには遠路はるばる自走で「かわいいクルマ」のイベントに参加するという素敵なお話だった。

「いま乗っているのは2006年の中期型ですが、その前は後期型、さらに前は前期型に乗っていました」

という桑原さんと2代目キューブの関係は、とても幸せなのである。

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

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  • 長尾 循(NAGAO Jun)
  • 長尾 循(NAGAO Jun)
  • 1962年生まれ。デザイン専門学校を卒業後、エディトリアル・デザイナーとしてバブル景気前夜の雑誌業界に潜り込む。その後クルマの模型専門誌、自動車趣味誌の編集長を経て2022年に定年退職。現在はフリーランスの編集者&ライター、さらには趣味が高じて模型誌の作例制作なども手掛ける。かつて所有していたクラシック・ミニや二輪は全て手放したが、1985年に個人売買で手に入れた中古のケーターハム・スーパーセブンだけは、40年近く経った今でも乗り続けている。
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