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NISMO仕様の「Be-1」があった!? 当時の日産開発関係者が手に入れて3日目のバブルなパイクカーをご紹介…南青山の「Be-1ショップ」覚えてますか?

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TEXT: 長尾 循(NAGAO Jun)  PHOTO: 長尾 循(NAGAO Jun)

  • 日産 Be-1:パイクカーの第1弾として1987年に発売された
  • 日産 Be-1:初代K10マーチのシャシーを利用して開発
  • 日産 Be-1:「開発チームはA、B、Cと社外の異業種も含めたいくつかのチームで進められ、最終的にB-1チームの案が採用されたことから付けられた車名がBe-1なんですよね」
  • 日産 Be-1:レッドのドアミラーが勇ましい
  • 日産 Be-1:8本スポークの14インチ・アルミホイール
  • 日産 Be-1:BピラーもNISMO風
  • 日産 Be-1:キャンバストップが遊び心を強調する
  • 日産 Be-1:アンテナは当時のバネットのもの
  • 日産 Be-1:マフラーはパオ用の2本出しのアフターマーケット・パーツに交換してある
  • 日産 Be-1:前オーナーによって「なんちゃってNIMO仕様」に仕上げられている
  • 日産 Be-1:ステアリングホイールはナルディに替えられている
  • 日産 Be-1:ドア内側のグリップも遊び心を感じられる
  • ダッシュボードには可愛いミニチュアをディスプレイ
  • オーナーの長澤隆彦さんは日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)の社員
  • 日産 Be-1:新潟県弥彦村で2024年5月3日に開催行われたイベント「GFGS CARLIFE IN YAHIKO Vol.1」
  • 日産 Be-1:5速MT、タコメーターなどもお気に入りのポイントとのこと
  • 長澤隆彦さんがこの1988年式日産 Be-1を手に入れて、取材時はまだ3日目というタイミングだった

日産パイクカー・シリーズの第1弾、Be-1

新潟県弥彦村で2024年5月3日に行われたイベント「GFGS CARLIFE IN YAHIKO Vol.1」のテーマは、「普段実用に供している1980年代~2010年代製のかわいいクルマ」。日産のパイクカーたちも数多く集まった中から、その先駆けである「Be-1」のオーナーに直撃。じつは、このモデルの開発に携わっていた関係者でした。

南青山の「Be-1ショップ」を覚えてる?

「形態は常に機能に従う」と言ったのは19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍したアメリカの建築家ルイス・サリヴァンだったが、その伝で言えば、「ジウジアーロの手がけた非常に完成度の高いパッケージの初代マーチのボディを取っ払って、レトロ調のボディに載せ替えたパイクカーって一体……?」ということになるのだろう。しかし、バブル景気に湧く当時の日本ではそれはポジティブに捉えられ、大きな話題となった。

「“正しい”ことはもはやカッコ悪い」「自身のクルマには動力性能よりも見た目の可愛さが欲しい」と考えるユーザー層のニーズも追い風となり、商業的にも成功をおさめた一連のパイクカーたち。そんなデザインコンシャスな「企画もの」の第1弾となったのが、1987年に発売された「Be-1(ビー・ワン)」である。

同車をモチーフとした文具やミニチュアモデルなどのオリジナル・グッズを販売していた南青山の「Be-1ショップ」の、当時の盛況ぶりを懐かしく思い出す向きもいらっしゃるだろう。

ちょっと勇ましいアクセントを加えた「なんちゃってNISMO仕様」

イベント会場の一角に「パオ」、「フィガロ」、「ラシーン」、「キューブ」などとともに展示されていたのがこちらの個体。当時Be-1のボディカラーには野菜をモチーフとしたパンプキンイエロー、ハイドレインジアブルー、トマトレッド、オニオンホワイトの4色が用意されたが、こちらのBe-1はオニオンホワイト。

そのおとぼけキャラに反して8本スポークの14インチ・アルミホイールが勇ましい。さらに近づいて仔細に観察すると、ミラーやフロント下に赤の差し色、そして「NISMO」のエンブレムまで付いている。

「なんちゃってNISMO仕様です。この状態に仕上げられていた個体を個人売買で手に入れて、じつはまだ3日目。このイベントにはギリギリで間に合いました」

と語るのは、オーナーの長澤隆彦さんだ。

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

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