貴重なトキワのゴールドソレックスを装着
エンジンについては、漫画で描かれていた仕様はL28改の3L仕様で、ハイカムやビッグバルブをセットし、ポート研磨、ウェーバーキャブレターを3連装させるL型定番チューンを施していた。
島崎さんのS30ZもL28改3L仕様は同じだが、漫画では描き切れないパーツにこだわって部品を選択。なかでも注目すべき点が3連ソレックスキャブレターで、定番のφ44mmだが当時のレース用として人気を博したトキワのゴールドソレックスをセレクトしているのがマニアック。旧車乗りが欲しがる特別なキャブレターをさりげなく装着させている。
『シャコタン★ブギ』の世界観をそのまま再現した島崎さんのS30Z。このクルマを見ていると、改造好きが情熱を注ぎ、勢いそのままにひたすら愛車のカスタムに打ち込んだ頃を思い出すというオジサンたちもきっと多いことだろう。そして再び『シャコタン★ブギ』を読みたくなってしまう気持ちに駆られる。やはり当時の改造スタイルは懐かしさとともに奥深いものがある。
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