多彩なクルマが約70キロのコースを走った
スカベンジャーラリーの対象車両は、クラシックカー、スポーツカー、ラリーカー、さらには普通乗用車と何でもありの設定となっており、じつに幅広い車両が集結した。しかし、この日は事前の天気予報でも徹底して雨の予報で、参加者が集まる頃には強い雨となった。開会式、そして車両がスタートするタイミングでは雨も上がり、このまま天候が回復していくかに思えたが、スカベンジャーラリー中にも激しい雨に見舞われるタイミングが。全車が走行を終える頃にようやく雨も上がった。
前回の半年後の開催で、その告知も直前であったにもかかわらず、127台のエントリーを受け付けたスカベンジャーラリー(実際の出走は124台)。今回もチェックポイントではクイズに答えていかなければならないが、地元にまつわる難題が続出。「鈴木寿明 蒲郡市長が一番好きな深海魚は?」であるとか「徳川四天王と呼ばれる家臣のうち岡崎公園内に銅像が設置されているのは誰?」、「ラリー三河湾で幸田町の無料観戦場所となった深溝運動場の読み方は?」などなど。参加者はこれに答えていきながら約70kmのコースを回って、晩夏の三河地方を堪能していた。
さらに特設デモラン会場では「ラリーカーデモラン」も開催。全日本ラリー選手権で活躍する勝田範彦選手、三枝聖弥選手、大倉 聡選手が参加するだけでなく、なんとサプライズでトヨタ自動車の豊田章男会長ことモリゾウ選手も参加し、このイベントを大いに盛り上げた。
日本のモンテカルロを目指す蒲郡市。「パワステがまごおり」だけでなく、2024年の全日本ラリー選手権での「Rally三河湾」の開催に向けても着々と準備を進めているということで、これからもクルマ好きにやさしい街として注目を集めそうだ。