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ブリヂストンにバイクがあった!? ルノー初代「カングー」に積んできた幻の「原付」とは? オーナーは二輪も四輪も工具も大好きな剛の者でした

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TEXT: 長尾 循(NAGAO Jun)  PHOTO: 長尾 循(NAGAO Jun)

ブリヂストンとプリンス自動車の意外なつながりとは?

「クルマ好きにとって興味深いのは、ブリヂストンのオートバイ事業はもともと富士精密工業のエンジンからスタートしているということですね」

と、大野さん。ご存じの通り富士精密工業といえば、後に「スカイライン」や「グロリア」で名を馳せるプリンス自動車の前身。その富士精密工業(当初は中島飛行機荻窪工場)が製造した自転車用補助エンジンを、資本的に近い関係にあったブリヂストンタイヤ(株)が販売するというかたちからのスタート。その後ペダル付きモペットなどを経て、1960年にブリヂストンサイクル工業初の完全自社設計のバイクとしてデビューしたのが、ブリヂストン「チャンピオン2」や「チャンピオン3」、そしてこの「チャンピオン デラックス」だ(ちなみに「チャンピオン1型」までは富士精密工業製)。

カングーからブリヂストン、さらにはそれらをメンテするための工具も大好きという大野さん。

「いろいろなブランドの工具を使い比べてみてわかることは、ハゼットなら(中略)だしスタビレーは(略)、でもプロトはやっぱり(略)で、スナップオンはむしろ(略)……」

と、二輪四輪、そしてメカいじりに関する話題が汲めども尽きない大野さんは、まさにクルマ趣味界の剛の者であった。

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

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  • 長尾 循(NAGAO Jun)
  • 長尾 循(NAGAO Jun)
  • 1962年生まれ。デザイン専門学校を卒業後、エディトリアル・デザイナーとしてバブル景気前夜の雑誌業界に潜り込む。その後クルマの模型専門誌、自動車趣味誌の編集長を経て2022年に定年退職。現在はフリーランスの編集者&ライター、さらには趣味が高じて模型誌の作例制作なども手掛ける。かつて所有していたクラシック・ミニや二輪は全て手放したが、1985年に個人売買で手に入れた中古のケーターハム・スーパーセブンだけは、40年近く経った今でも乗り続けている。
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