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彼女の日産Z32「フェアレディZ」は母が乗っていた真っ赤なZを再現!「私が乗れなくなったら廃車にしたいくらい」という言葉の真意とは?

オーナーの“こな”さんと1991年式の日産 フェアレディZ

母親が乗っていた真っ赤なZを再現

幼少期に“こな”さんの母親が乗っていた、赤い日産Z32型「フェアレディZ」。当時は幼稚園の送迎などで一緒に乗っていましたが、小学生の頃からその存在は頭から消えてしまったといいます。大人になり、そろそろクルマが欲しいと探しはじめた時にその存在を思い出し、「これしかない」と購入したのが1991年式のフェアレディZでした。

ボディ&足まわりを好みの仕様に変更

オーナーの“こな”さんによると、このフェアレディZには購入時からマフラーと車高調がセットされていた。さらに自分でも手を加えていたが、現在のスタイルになったのはパートナーにあることを教えてもらってからだという。

「最初の頃はもっと車高が高くて、“足し算”しか知らなくて、とりあえず色々なモノをごちゃごちゃ付けていました。彼と出会ってから、“引き算”を教えてくれて今の感じになりました。このクルマは、2割の人はパスでも、8割の人はカッコいいといってもらえるように製作しています」

ボディ関係はインパルのリアウイング、ボメックスのエアロパーツに加え、ホイールは326パワー製ヤバKING GHOST(F9J/R10J)をセットするために前後フェンダーを2cm程度叩き出している。細かい部分ではサイドステップの上部分をスムージングし、プレスラインを残すためにエアロ上部を短縮。このようなボディワークと同時に、ホンダ「NSX」の赤をベースにメタリックをプラスしたカラーで全塗装も行っている。

足まわりに関しては、ACCのエアサスにフロントアッパーアーム、リアのロア&アッパーアーム、トーコントロールロッドを変更することによってキャンバーが付けられている。

「車高調で下げたクルマだと、道のボコボコとかに気が付かなくて擦っちゃうんです。それならエアサスで車高を上げちゃえばいいやって。今はもう少しフロントを落としてもいいかなと思っていますが、そうするとさらに少しキャンバーを付けなくてはいけないかなとか、まだ考えるところがいっぱいありますね」

今後はインテリアを変更したい

今後のカスタム内容について伺うと、このように話してくれた。

「ほとんど外装メインでカスタムしているので、よれているシートをレカロのセミバケに変えたいですね。新幹線のグランクラスがレカロシートを採用していて、新幹線で選ばれるくらいだからいいなって思います。

それと13万km走っているのでエンジンをオーバーホールしたいです。ほかにもエキマニなどがノーマルなので、見た目と音を良くしたいですね。このフェアレディZは私がずっと乗っていこうと思っているので、私が乗れなくなったら廃車にしたいくらい、と言ったら言い過ぎですかね……」

たまに愛車を自分が死んだら棺桶にして欲しいという人がいるが、“こな”さんにとっては、まさにあの世にまで持っていきたいほど大好きな存在ということなのであろう。

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

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