ついにBMW新型「M5」が日本上陸
BMWは2024年10月2日、新型「M5」をBMWの新たなブランドストア「FREUDE by BMW(フロイデ・バイ・ビー・エム・ダブリュー)」で日本初公開しました。価格は1998万円(消費税込)で、納車開始は、2024年11月中旬を予定しています。40年の歴史を持ち、第7世代となるセダンはどのように進化したのでしょうか。速報をお伝えします。
M5初の電動パワートレインを搭載
2024年7月に英国のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでワールドプレミアされたBMW新型「M5」が2024年10月2日、麻布台ヒルズにあるブランド・ストア「FREUDE by BMW(フロイデ・バイ・ビー・エム・ダブリュー)」で日本初公開となった。第7世代となる新型M5の納車開始は、2024年11月中旬を予定している。
その一番の特徴は、4.4L V型8気筒Mツインパワーターボエンジンに、新たに開発されたプラグインハイブリッド「Mハイブリッドシステム」を組み合わせることだろう。システム最高出力は727ps、システム最大トルク1000Nmに達する。8速Mステップトロニックトランスミッションを組み合わせ、0-100km/h加速は3.5秒を実現する。
プレスカンファレンスに登壇したビー・エム・ダブリュー株式会社(BMWジャパン)の長谷川正敏社長は、このようにコメントした。
「従来のV8エンジンに電気の力を加えることで、今まで経験したことのないハイパワーモデルとなっています。最高出力は700馬力以上を超える数少ないモデルです。ぜひ体感してください」
新型M5には、2024年9月に富士スピードウェイで開催されたFIA世界耐久選手権(WEC)第7戦の富士6時間レースで2位に輝いたBMW「MハイブリッドV8」同様のサーキット直結のテクノロジーが盛り込まれているという。
日本仕様ではカーボン強化樹脂製のルーフを標準装備
エクステリアはリアスポイラーや、カーボンルーフなどを装備。オリジナルデザインのホイールは軽量&高剛性を両立し、ホイール内でゴールドのブレーキキャリパーが輝く。さらにフロント・エンドをはじめ、大きく張り出したホイールアーチ、Cピラーの「ホフマイスターキンク」など、通常の「5シリーズ」と差別化されたデザインを採用する。
インテリアは、各所によりスポーティな雰囲気を加えるカーボンファイバー製パーツを配置する。新設計のレザーステアリング、広範囲の電動調整が可能なMマルチファンクションシートなどを装備し、リアシートは分割可倒式で長尺物の積載にも対応する。