ダーウィンで旅の相棒アポロ キャンパーバンとご対面
オーストラリア・ノーザンテリトリー州でトヨタ「ハイラックス」ベースのキャンピングカー、アポロ「キャンパーバン」をレンタルして、釣り人としてバラマンディの大物を狙う23日間の旅をレポート。釣り仲間と男3人、飛行機の乗り継ぎでトラブルがあって予定より半日遅れとなってしまいましたが、ともあれ旅の出発地点、ダーウィンの町に到着しました。
6月、オーストラリアは秋が深まる季節
ダーウィン空港に到着した翌朝、散歩に出ると海に面した気持ちのいい公園が広がっていた。昨晩は真っ暗だったので、このロケーションを楽しむ余裕もなかった。どうやら期待通り、居心地がよさそうな町だ。当初の予定では、到着した日にアポロ「キャンパーバン」をピックアップし、夜は大物釣りの前祝いをする予定だった。ひとり旅になったら、ぜひ戻ってみたいと思った。
町をひと回りしてホテルに戻ると、ケンさんが起きていた。ぐっすり眠っているキクを置いて、カフェで朝食を取ることにした。小さな町だが、通勤の男女がコーヒーを持って行き交っている。外の席でコーヒーとデニッシュを頼むと、涼しい風が吹いてきた。
「いい町ですね」
ウエイトレスさんに声をかけると、「今の季節は、朝、海からの風が冷たいんですよ」と肩を抱える仕草をした。オーストラリアは秋が深まる季節だった。
アポロ モーターホームは、朝9時オープンだ。一旦、ホテルに戻り、ぼくとケンさんはタクシーでレンタカー会社に向かう準備をした。
最初の計画では、
8時半、タクシーでアポロのオフィスに向かった。タクシードライバーに「どこの出身ですか」と聞くと、「エチオピア」という。聞き間違えかと思って聞き直すと、「アフリカ」と答えた。「いつダーウィンに来たんですか」という質問には、「ずっと前(long long time ago)」。どんな人生なのか気になったが、口数が少なく、それ以上の質問は遠慮してしまった。