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マセラティが「モナコ・ヨットショー」デビュー!「グランカブリオ フォルゴレ」とオール電動パワーボート「トリデンテ」で電動化への取り組みをアピール

投稿日:

TEXT: AMW  PHOTO: Maserati S.p.A.

  • マセラティ グランカブリオ フォルゴレ:ルーフの開閉は14秒で、50km/hまでの速度なら走行中でも操作可能
  • マセラティ グランカブリオ フォルゴレ:ボディサイズは全長4966mm×全幅1957mm×全高1365mm
  • マセラティ グランカブリオ フォルゴレ:100%モデナ製、100%フル電動オープンカーとなる
  • マセラティ グランカブリオ フォルゴレ:長距離走行でも快適な4人分のシートスペースを確保
  • マセラティ トリデンテ:湖や沿岸のデイクルージング用に作られた全長10.5mのゼロエミッション・パワーボート
  • マセラティ トリデンテ:スーパーヨット・テンダーのスペシャリストであるホジドン・ヨッツの職人たちによって、最高の品質基準で仕上げられた
  • マセラティ トリデンテ:スーパーヨット・テンダーのスペシャリストであるホジドン・ヨッツの職人たちによって、最高の品質基準で仕上げられた
  • マセラティ トリデンテ:食事などをリラックスして楽しむ仕様や、スピードを楽しむ仕様を選ぶことができる
  • 第33回モナコ・ヨットショーに展示されたマセラティ トリデンテ(右)とマセラティ グランカブリオ フォルゴレ(左)
  • マセラティ グランカブリオ フォルゴレ:最高出力760ps、最大トルク1350Nmを発揮する

電動化への取り組みをアピール

マセラティは2024年で33回目を迎え、ボートや豪華ヨット愛好家にとって最も待ち望まれるイベントのひとつである「モナコ・ヨットショー」に初めて参加しました。このイベントで、マセラティは100%電気自動車の先駆けとなる「グランカブリオ フォルゴレ」とオール電動パワーボート「トリデンテ」の展示を行い、電動化への取り組みを来場者に印象づけました。

ボートの世界においても環境負荷低減モデルを実現

今回で33回目を迎える「モナコ・ヨットショー」は、モナコ大公アルベール2世殿下の特別後援の下に開催された。このイベントは、世界中から造船業者、販売業者、専門家など、業界のエリートが集まる場としても知られている。

絵画のように美しいモナコのエルキュール港を舞台に120隻を超えるスーパーヨットや最高級のテンダーボートが並ぶ中、マセラティは100%電気自動車の先駆けとなる「グランカブリオ フォルゴレ」とオール電動パワーボート「トリデンテ」を展示した。

トリデンテは、マセラティとヴィータ・パワー社とのコラボレーションによって生まれたモデルである。湖や沿岸のデイクルージング用に作られた全長10.5mのゼロエミッション・パワーボートは、最高出力600hp、バッテリー容量は252kWh、巡航速度は25ノット、最高速度は40ノットを誇り、充電時間はわずか1時間である。

トリデンテは最大10人(ドライバーを含む)を乗せることが可能だ。カーボンファイバー製で、200年以上の情熱と卓越した歴史を持つ米国メイン州のボートビルダーであり、スーパーヨット・テンダーのスペシャリストであるホジドン・ヨッツの職人たちによって、最高の品質基準で仕上げられている。

グランカブリオ フォルゴレはスーパースポーツカー級の性能を発揮

マセラティのブースではトリデンテに加え、グランカブリオ フォルゴレが展示された。2024年4月に発表されたこのモデルは、格納式ソフトトップなど洗練されたディテールにより、オープンエア体験を楽しめるほか、長距離走行でも快適な4人分のシートスペースを確保。そして800Vエレクトリック・システムを搭載し、3つの強力な300kW永久磁石モーターによって最高出力760ps、最大トルク1350Nmを発揮する。

イタリアンエレガンスを象徴するグランカブリオ フォルゴレは、0-100km/h加速は2.8秒、最高速度は290km/hに達する。またバッテリー容量は92.5kWhで、1回の充電での航続距離は447kmを実現する。

AMWノミカタ

マセラティというブランドがこれまでモナコでのイベントに参加していないことは意外だった。電動パワーボート「トリデンテ」が2024年7月に発表されたことが今回の参加の大きなきっかけとなったのであろう。このモナコ・ヨットショーはマセラティの電動化戦略をヨーロッパの富裕層にアピールする最高の舞台だったのではないだろうか。

船の世界でも電動化モデルが近年多数発表され、日本でも観光船などを中心に導入が進んでいる。クルマと同様に音や振動、臭いなどの問題を解決できるほか、たとえば海中を見学するグラスボートなどでは魚が逃げないというメリットもあるそうだ。BMWグループのデザインワークス社がデザインした電動水中翼船などもすでに存在し、ラグジュアリーブランドのEVモデルと電動ボートのコラボはこれからも増えてゆくのではないかと思える。

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