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新型「M5ツーリング」は超デカい! BMW本社近辺のアパート駐車場にはまず入りません…超高級車でも路上駐車が多い理由とは【みどり独乙通信】

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TEXT: 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)  PHOTO: 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)

  • M5ツーリング
  • BMW M5ツーリング:大型ボディは圧巻
  • BMW M5ツーリング:存在感のあるフロントグリル
  • BMWの本社では企画展が行われ、センターには新型M5ツーリングが鎮座
  • BMW M5ツーリング:イエローのボディは目立つ!
  • 筆者が借りている駐車場。狭いうえに傾斜が付いている……
  • 筆者の愛車、BMW M240iカブリオレで幅はギリギリ
  • BMW本社の工場にある看板。新型M5へ貼り替えているところに遭遇

大きいボディの存在感は圧巻だが……

日本でも発表されたBMWのハイパフォーマンスモデル「M5」。最新モデルはE60型以来のセダンとツーリングの2種類が登場しました。もちろんドイツ国内でも注目度は高く、ドイツ・ミュンヘンのBMW本社ショールームでも多くのファンが細部をチェックしていました。そんな大きくなったボディのM5を見た、ドイツ在住の池ノ内みどりさんが、住宅地の駐車場事情を紹介します。

長期納車待ち状態のM3ツーリングの人気を上回る?

2024年6月末にBMW「M5」のプレゼンテーションが 行われましたが、それに続き約1カ月後、アメリカで「M5ツーリング」が発表に。アメリカとドイツでは時差があるので、ドイツ時間の朝から、ミュンヘンのBMW本社敷地にあるBMW Weltで新型M5ツーリングが早速展示されました。

そんなことは知らずに、この日も私は暑くなる前にと午前中にスーパーマーケットへ行こうとママチャリを漕ぎ、信号待ちをしていたところ、正面に見えるBMWの第1工場の壁のバナーが新型M5ツーリングに貼り替えられている最中。そのときに「あっ!」と気付いたのです。それならBMW Weltに実車が置いてあるかも? と思い立ち寄ってみました。

訪れた日の直前から歴代のM5の特別展示が行われていたのですが、その中央に新型M5ツーリングが堂々と鎮座し、光り輝いていました。第一印象は「デカい!」。先に発売されていEVの「i5ツーリング」を見ていましたので、大体の予想はしていたものの、それを遥かに上まわる大きさに驚いたものです。

リヤビュー

2年前に発売された「M3ツーリング」の人気がすさまじく、いまもまだデリバリーには相当な時間を要するようで、1台でも早く顧客の手元に渡るようにと、BMW M GmbHでは社用車としてM3ツーリングの利用を発売当時から控えているそうです。

私の友人のひとりは、発売前に注文をしていたのが、何度も何度も納車が延期になって困っていました。はたして新M5ツーリングはM3のそれを上回る人気となるのでしょうか?

ミュンヘン市内のアパートの駐車場は激狭!

ミュンヘン市内には古いアパートが密集しており、建築当時の古いクルマの規格で作られている地下ガレージが多く、出入口も駐車スペースもめちゃくちゃ狭いのです。私の借りている駐車場は入口の間口も狭いうえ、やや螺旋になった通路を急な角度で降ります。もちろん、入口に入ったときからずっとセンサーは鳴りっぱなしで、いまだに毎回緊張します。確実に言えることは、ウチの地下ガレージには新M5は入らないということ。買えない負け惜しみもありますが。

最近出来た新しいアパートの地下駐車場は最新のクルマ用に大きく区分けされていたり、EVの充電設備が整っている所もありますが、すべてではありません。新築で激狭駐車場も多々ありますので、超高級車にお乗りの皆さんも駐車場に入らず路上駐車をされていらっしゃる方が多いのです。

日本には車庫証明が必要ですが、ドイツでは不要です。ミュンヘン市の中心部の場合でいうと、大半がコインパーキングになっていますが、住民は居住地近辺で特別に駐車ができる証明書を市役所で取得すれば、自宅近辺に路上駐車が可能です。1年ごとにお金を払って更新をします。私は自宅近隣に別途駐車場を借りていますので、その証明書は取得していませんが、もしも自宅近辺でパーキングチケットを購入せずに路上駐車した場合には罰則の対象となります。

ミュンヘンの都市部の地下駐車場の多くが狭い機械式の駐車場となり、高さ制限は1.5mですので、必然的にSUVやバンは入れることができません。私が借りているガレージは、近隣の相場に比べると数千円ほどお安いのですが、数台の空きはなかなか決まらないようです。おそらく、出入口が狭いのと、入口へ入るとすぐに急な螺旋の下り坂があるのでそこもネックになるように思います。

幸いにも私はまだ擦ってはいませんが、壁には色んな色の擦り傷が……。ここに決めるまでにもいくつかのガレージを試してみましたが、まだここが「マシ」だったのです。

私は以前に後輪駆動車に乗っていた際には、ガレージから地上に上がる勾配が激しすぎて上れず、トラクションコントロールをオフにしなければならない所も。毎日のようにもう少し「マシ」でお安めなガレージを探しているのですが、ご近所の皆さんも同様に探しているので、なかなか難しいところです。

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  • 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)
  • 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)
  • ドイツ ミュンヘン市在住 フリーライター&コーディネーター。東京で学生生活を謳歌した後にオーストリアのザルツブルグで再び学生生活を謳歌し、なんとか卒業。三度目の学生生活を謳歌しにミュンヘン大学入学を機にドイツへ。ミュンヘン大学在学中の現地広告代理店でのアルバイトがきっかけで、モータースポーツに魅せられて大学を中退し、モータースポーツ業界へ飛び込む。愛車のBMW M240iカブリオレを駆り、ヨーロッパ各国のサーキットへ取材に向かう。趣味はアルプスの峠越えドライブと蚤の市めぐり。好きなサーキットはニュルブルクリンクとスパ・フランコルシャン。ヨーロッパ生活はもう少しで30年。
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