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ロールス・ロイスがニューヨークに世界3番目のプライベートオフィスを開設! ビスポーク拠点を展開する目的は?…4番目は東京ではなくソウル

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TEXT: AMW  PHOTO: Rolls-Royce Motor Cars

  • ニューヨークのプライベートオフィスで顧客はビスポークデザイナーに直接デザインを依頼することができる
  • 年内にはソウルに5つ目のプライベートオフィスがオープンする予定だ
  • より複雑で創造的なビスポークへの要望が飛躍的に高まっている
  • ビスポーク対応ができるメーカーにとっては大きな収益の柱となる
  • より複雑で創造的なビスポークへの要望が飛躍的に高まっている
  • ビスポーク対応ができるメーカーにとっては大きな収益の柱となる
  • ニューヨークに開設されたロールス・ロイスのプライベートオフィス
  • 世界で3番目となるロールス・ロイスのプライベートオフィスがニューヨークに開設

世界で3番目のプライベートオフィスがニューヨークに開設

ロールス・ロイスはニューヨークにプライベートオフィスを開設したと発表しました。このオフィスはドバイと上海に次ぐ、北米では初のプライベートオフィスとなり、顧客は米国を拠点とするビスポークデザイナーに直接デザインを依頼することができます。このプライベートオフィスの役割について見ていきます。

顧客の夢を叶えるプライベートオフィス

ロールス・ロイス・モーター・カーズは、グッドウッドにあるホーム・オブ・ロールス・ロイスのオリジナルプライベートオフィスのほか、上海とドバイに次ぎ、ニューヨークにプライベートオフィスを開設したと発表した。年内にはソウルにもプライベートオフィスがオープンする予定だ。

このプライベートオフィスは世界中の顧客とさらに密接に関わり、顧客にグッドウッドを身近に味わってもらうことを目的として設立された。顧客は、これまで以上に精巧で個人的なビスポークを作りたいという願望をますます強めている。プライベートオフィスはまさにそのような要望を実現し、世界で最も顧客重視の高級ブランドとしてのロールス・ロイスの評判をさらに確固たるものにすることを目的としている。

20年にわたりロールス・ロイス最大の市場である北米では過去3年間、より複雑で創造的なビスポーク車への要望が飛躍的に高まった。ニューヨークのプライベートオフィスはこの需要に応えてオープンし、販売量よりも価値創造に焦点を当てるというロールス・ロイスの基本原則を支援する。

顧客と二人三脚で独自のビスポークを作り上げる

今回オープンしたプライベートオフィスは、ニューヨークの活気と高級志向が高まるミートパッキング地区の中心にある。予約制で、北米の顧客に米国在住のデザイナーやクライアント・エクスペリエンス・マネージャーと直接対話することができる。プライベートオフィスの専門家たちは顧客と協力し、彼らの希望、願望、夢を理解してともに独自のロールス・ロイスを作り上げていく。

豪華なオフィスにはさまざまな色や仕上げのファブリック、ペイント、レザー、テキスタイル、現地で製作されたアート作品や工芸品など膨大な数のサンプルが展示されており、顧客にインスピレーションを与える。

AMWノミカタ

ラグジュアリーブランドには、ショールームの一角に特別な部屋が用意されている。そこでビスポークの注文を受けることが大半だが、とはいえビスポークプログラムの範囲内で仕様を決めてゆくことが大半である。

さらに顧客が複雑な仕様で注文をしたいとき、その顧客の意図を正確に把握してプロダクトに反映し、提案することは営業スタッフにとっては少し難しい作業かもしれない。そんな顧客にとって自分の考えをプロの視点で具体化してくれる専門のスタッフがいることは、大いに心強いことだろう。

ビスポークでの車両の発注は時間もお金も余計にかかるが、ゆえにビスポーク対応ができるメーカーにとっては大きな収益の柱となる。ロールス・ロイスは「販売量よりも価値創造に焦点を当てる」とコメントしているが、このようなプライベートオフィスの拡張をしていく姿に、ロールス・ロイスは工業製品ではなくもはや芸術作品を作り出すブランドであるという印象を受ける。

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