最新のトヨタ車を連想させる個性的なフロントマスクで勝負
エイムゲインGT-S(AIMGAIN GT-S)シリーズのエアロパーツが注目を集めています。最初に登場したのはトヨタ「GR86」(ZN8)のナローボディです。フロントマスクが特徴的で、「プリウス」や「クラウン」など最新のトヨタ車に多く見られるマスクをイメージさせる造形。その後、同様のデザインで「86」(ZN6)用が登場し、最終的にはワイドボディキットまでラインナップされました。注目のエアロパーツをじっくり見ていきましょう。
(初出:XaCAR 86&BRZ magazine Vol.045)
全体的にボリュームアップが可能なGT-Sエアロキット
エイムゲインGT-Sシリーズの最大の特徴は、フロントマスクにある。アイラインとフロントバンパーを装着することで、フロントマスクの表情は大きく変わる。
最初に登場したのはトヨタ「GR86」(ZN8)のナローボディで、フロントバンパーの造形そのものはそこまで派手ではなく、純正っぽさを残したデザインとも見える。ただし、フロントバンパーの大きさは純正と異なる。中央部は約40mmダウン、横部は約10mmダウン、前方約34mmプラスと、全体的に大きくなっている。さらに、サイドスポイラーは約10mmダウン、リアディフューザーは20mmダウンとなり、GT-Sエアロキットを装着することで、鋭い表情を演出している。
リアバンパーはノーマルを活かす造形。ブラックアウト部分を被せる形でスポーティさを演出する。フェンダー加工をする必要がなく、最小限のカスタムで大きな効果を狙える仕様といえる。
ZN6でもGT-Sデザインを堪能できるシャープなフォルム
その後、同様のデザインで先代トヨタ「86」(ZN6前期/後期)用のGT-Sキットが登場した。こちらは、ヘッドライトの形状がZN8と異なるため、アイラインは装着していない。それゆえにZN8ほど大きな変化ではないが、洗練されたデザインということに変わりはない。
バンパーの大きさもZN8と同じくらいに大きくなっている。リアバンパーを活かす形で装着するリアディフューザー+スパッツ(バックフォグ&バックランプ別売り)を装着することで、リアまわりの印象も大きく変えることができる。
ワイドの強烈なインパクトはもはやスーパーカーの領域
最後に登場したのが「エイムゲインGT-S ワイドフェンダーバージョン」だ。フロント60mm/リア70mmワイドの衝撃は大きい。クルマ全体のバランスも良い。ナローフォルムの完成度が高く、インパクトが大きかっただけに、ワイドフェンダーにしたときの全体のバランスが気になっていたが、実車を見たら、そんな心配は吹き飛んだ。メチャクチャ格好いい。
欧州スーパーカーをも連想させる美しいフォルムになっていた。レーシングボンネットやGTウイングを装着していることも関係していると思うが、もはやGR86の車格ではない。
自分流アレンジの幅が広がったことで、オリジナリティの高い1台に仕上げていくことができるはずだ。