ウッタラーカンド州の息を呑むような風景を走り抜ける
ランボルギーニは2024年9月、インドのウッタラーカンド州で顧客向けツーリングイベント「ランボルギーニ・エスペリエンツァ・ジロ・インディア」を行いました。参加した70台のランボルギーニは、リシケシ、ムスーリー、ハリドワールなど絵のように美しい場所を巡りながら、風光明媚な風景を満喫しました。ランボルギーニのスーパーカーがインドを巡る珍しいイベントの様子を紹介します。
70台のランボルギーニ車が参加
ランボルギーニ・エスペリエンツァ・ジロ・インディアは、ランボルギーニオーナーのための特別なプログラムで、インド北部・ウッタラーカンド州の壮大な景色の中を走る特別なツーリングイベントとして実施された。参加者はウッタラーカンド州の美しさを探検し、険しい地形を駆るスリルを味わった。
今回のツアーは70台のランボルギーニ車、約130人の顧客が参加し、霧に覆われた丘、曲がりくねった川、鬱蒼と茂る森といった絵のように美しい景色を背景に、綿密に計画されたルートで参加者全員の感覚を呼び覚ました。
旅はデリーから始まり、デヘラードゥーンの静かな環境での晩餐会で締めくくられた。参加者はランボルギーニを運転するスリルを堪能し、豊かな美食文化、歴史、遺産を満喫した。また音楽から現代民謡、魅惑的なショー、そしてランボルギー二というイタリアの伝統を祝いながら、比類ない運転と感動的な体験を盛り込んだ旅を楽しんだ。
インドを巡るツーリングイベントは今回で4回目の開催
ランボルギーニ・エスペリエンツァ・ジロ・インディアは2019年に初開催され、第1回目は30台以上のクルマがベンガルールからウーティを経由してコインバトールまで走行した。2021年に開催された第2回目は、50台以上のクルマがデリーから国道48号線を経由し、シムラーに向かう途中で絵のように美しいチャンディーガルを通過した。
2023年に開催された第3回目は、ラジャスタン州の威風堂々とした景色を堪能した。今回の第4回目となるランボルギーニ・エスペリエンツァ・ジロ・インディアは、ランボルギーニの革新と情熱へのコミットメントを体現し、忘れられない旅を提供した。
AMWノミカタ
前回のアメリカ・ユタ州のザイオン国立公園で実施された「ランボルギーニ・エスペリエンツァ・アヴェントゥーラ」に続き、今回はインドで顧客向けツーリングイベントが実施された。インドは4万ドルを超える自動車には100%輸入関税をかけているといわれているので、単純に価格は通常の値段の倍である。それにもかかわらず今回70台ものランボルギーニが集まるほどインドのマーケットが好調なのかと調べてみたところ、2023年度の販売は103台で世界の14位に位置していた。
2022年は92台で2021年の69台に対して33%の成長を達成しており、ランボルギーニのインドでのプレゼンスは年々高まっていることがわかる。『ヒンドゥスタン・タイムズ』の最新ニュースによれば高級車マーケットは年々拡大を続け、ランボルギーニはすでに2023年の台数に並ぶ103台を販売しており、これからオーダーしても2026年以降の納車分しか購入できないと書かれている。インドのような高いポテンシャルを持ったマーケットは今後中国やアメリカのような巨大マーケットにまで成長してゆくのだろうか。