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1000馬力オーバー! 米国史上最強エンジン搭載のシボレー新型「コルベットZR1」は2025年に登場…クーペとコンバーチブルが同時に

1000馬力オーバー! 米国史上最強エンジン搭載のシボレー新型「コルベットZR1」は2025年に登場…クーペとコンバーチブルが同時に

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TEXT: iconic  PHOTO: General Motors

  • シボレー コルベットZR1:専用のエクステリアパーツをまとったZR1。決してパワーだけの直線番長ではなく、「The King of the Hill returns(キング・オブ・ザ・ヒルが帰ってくる)」と呼ぶに相応しい運動性能を備えているという
  • シボレー コルベットZR1:ZR1にはクーペのほかコンバーチブルもラインアップする
  • シボレー コルベットZR1:クーペとは異なる雰囲気を漂わせるコンバーチブル。パフォーマンス面ではクーペに劣らない
  • シボレー コルベットZR1:フロントグリルから取り入れた空気はインタークーラーを冷やした後、ボンネットダクトから排出。冷却効果を高めるとともに強烈なダウンフォースを発生させる
  • シボレー コルベットZR1:ドアの後方に配置されたサイドインテークによってブレーキの冷却機能を高める
  • シボレー コルベットZR1:オプションのZTKパッケージを選択すると大型のリアウイングが備わる。ダウンフォースを生み出し、安定した走行を実現
  • シボレー コルベットZR1:サイドサポート部が大きく張り出したシートを採用。いかなるシーンでもドライバーの身体をしっかりとサポートしてくれる
  • シボレー コルベットZR1:スタンダードモデルと同様に、上下がほぼフラットなデザインのレーシングスタイルのステアリングを採用。ZR1のバッジも奢られている
  • シボレー コルベットZR1:エグゼクティブ チーフ エンジニアのタッジ・ジュクター氏はそのキャリアのうち31年間をコルベットに捧げたという。その名誉を称え、ZR1クーペのリアガラスには氏の胸像を刻んでいる
  • シボレー コルベットZR1:ZR1に搭載されたLT7型エンジンは1000ps超を実現するために、ツインターボ用に調整するなど様々な独自機能を採用している
  • シボレー コルベットZR1:歴代コルベットで初めてミッドシップレイアウトを採用し、戦闘力を高めた現行型のC8。ZR1の搭載エンジンは、スタンダードモデルと比べて2倍以上というパワーを発揮する
  • シボレー コルベットZR1:2025年の夏に登場を予定しているコルベットの最強グレード。最高出力1064ps、最大トルク1123Nmを発揮する5.5L V8ツインターボエンジンを搭載し、最高速度は約346km/hを記録する
  • シボレー コルベットZR1:リアハッチの上部にあるカーボンファイバー製の吸気口から空気を吸い込むことで、ターボの吸気温度を下げる効果を発揮する

究極のアメリカンスーパーカー「コルベットZR1」が2025年に登場

欧州のスーパーカーと戦うためにミッドシップレイアウトを採用したシボレー現行C8型「コルベット」に、一部の歴代モデルにラインアップされていた「ZR1」が発表されました。2025年から生産が開始されるZR1はどんなモデルとなるのでしょうか?

エンジンは米国の自動車メーカー史上最強のスペックを誇る

アメリカを代表するスーパースポーツカーといえばシボレー「コルベット」。1953年に発表された初代C1型「コルベット」からはじまり、2019年に登場した現行型となるC8型「コルベット」で8世代目となる。71年にもわたって作られ続けている歴史あるモデルだ。そのコルベットに、最強グレードとなる「ZR1」を追加することを本国のGM(ゼネラルモーターズ)が発表した。登場は2025年を予定している。

そもそも現行型のコルベットは、長い歴史の中で初めてエンジン搭載位置をフロントからリアミッドに移動したことで話題になったモデルだ。FRレイアウトを捨てミッドシップを選択したのは、ライバルである欧州勢のスーパースポーツカーと戦うため。モータースポーツでの戦闘力向上を狙ったのが最大の理由だ。そして現在、現行型コルベットをベースにしたレーシングカーの「C8.R」、グループGT3規定に適合した「Z06 GT3.R」が、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権やFIA世界耐久選手権(WEC)といったレースで活躍している。

市販モデルはというと、最高出力502psを発生する6.2L V8 OHV自然吸気エンジンを搭載したクーペとコンバーチブルをスタンダードグレードとして展開。これにレーシングカーのC8.Rをベースに開発された「Z06(ズィー・オー・シックス)」を高性能スペシャルモデルとしてラインナップ。ちなみにZ06に搭載されるのは、5.5L V8 DOHC自然吸気エンジン。排気量こそスタンダードモデルよりも小さいが、8550rpmという高回転域で最高出力646psを発生させる。

さらにコルベットファミリーの最新モデルとして、電動化&全輪駆動を採用した「E-Ray」もラインアップされている。最高出力162psを発揮するモーターがフロントアクスルを、502psのV8エンジンがリアアクスルを駆動する駆動システムである「eAWD」を搭載した新しいコルベットだ。

これらの上位モデルとしてコルベットの頂点に位置するのが、ZR1というモデルだ。搭載するエンジンはZ06に積まれた5.5L V8 DOHCをツインターボ化したもので、最高出力は1064ps。米国の自動車メーカーが製造したV8エンジンとしては史上最強のスペックになるという。

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