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【5分で解説】ジープ初のEV「アベンジャー」のすべて…ちいさなボディでもしっかりジープしている、まさしく日本の道路事情に適した1台

【5分で解説】ジープ初のEV「アベンジャー」のすべて…ちいさなボディでもしっかりジープしている、まさしく日本の道路事情に適した1台

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TEXT: iconic  PHOTO: Stellantis N.V.

日常の足としても、オフの頼れる相棒としても期待できる1台

ところで、やはり気になるのはBEVとしてのパフォーマンス。プラットフォームは、フィアット「600e」と基本設計を共通とする「eCMP2」を採用し、そこに容量54kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載。1充電あたりの航続距離(WLTCモード)は486kmで、バッテリーの充電方法は、普通充電と急速充電に対応している。モーターの最高出力は156psで、最大トルクは270Nmとしており、日常の移動手段として乗るには十分な性能を備えている。

なお、車両下部に設置されたバッテリーは約200万km以上にわたってテストされており、オフロード走行時は下からの衝撃をアンダーボディのスキッドプレートによって保護するというから悪路でも安心。ジープの前輪駆動車として初めて「Selec-Terrain(セレクテレイン)」を備えているのも特徴で、日常的なドライビングに適した「ノーマル」のほか、エコ/スポーツ/スノー/マッド/サンドの5つの走行モードを備えるなど本格派。急な下り坂でも一定速度で走行できるようアシストする「ヒルディセントコントロール」も標準装備となっている。

運転支援機能としては、STOP&GO機能付きのアダプティブクルーズコントロールやレーンポジショニングアシスト、レーンキーピングアシストを備えることでドライバーの負荷を減らし、衝突被害軽減ブレーキやブラインドスポットモニター、トラフィックサインレコグニション、ドライバーアテンションアラートなどで安全性を高めている。

なお、このアベンジャーの導入開始に合わせて、ベースモデルにパワーサンルーフ、18インチアルミホイール、ブラックペイントルーフおよびイエローダッシュボードを備えた「Avenger Launch Edition(アベンジャー ローンチエディション)」を150台限定で発売。さらに、このローンチエディションの購入者には本物を忠実に再現した1/43サイズのダイキャストもプレゼントされる。

ベースモデルの車両価格は580万円(消費税込)、ローンチエディションは595万円(消費税込)。街乗りから悪路まで、走行シーンを問わず不安なく乗りこなせるアベンジャーは、拡大しつつある電気自動車において、新たな選択肢を増やす存在といえる。

AMWノミカタ

いわゆる兄弟車である600eと、車両価格/航続可能距離を比べてみよう。いずれも駆動方式はFFである。

アベンジャー:580万円/486km
600e:585万円/493km

日本への導入時期もほぼ同時。両者ともにマイルドハイブリッドモデルの導入が予定されている。それはアベンジャーと600eのマーケットがまったく異なっているからこそできる戦略であろう。なぜなら、同じグループでカスタマーを取り合うことになるからだ。こうした一見すると大胆にも思える戦略も、ステランティスの各ブランドがそれぞれしっかりしたブランディングがなされており、グループ内で競合しないようになっているということである。

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