サーキットからロングドライブまで万能型
「世界トップレベルのエンジニアリングにより実現したエメヤは、日常使いできるスポーツカーです。ダイナミックなハンドリングと快適な乗り心地はもちろんのこと、車内スペースも広く、ステアリングを握るのが本当にエキサイティングなEV車なのです」
と語るのは、ロータス アトリビュート・アンド・プロダクト・インテグリティ担当ディレクターのギャヴァン・カーショウ氏。
その言葉通り、エメヤは究極のツーリングパートナーという性格も併せ持つ。わかりやすいところでいえば積載能力。ボディ形状は5ドアのハッチバックタイプで、リアゲートを開くと426L(4シーター仕様)〜509L(5シーター仕様)の広々としたラゲッジスペースが姿を現す。後席収納時には1388L(5シーター仕様)まで拡大可能で、フロントにも34Lの荷室が用意されており、旅行の荷物は後部トランクへ、ちょっとした手荷物などはフロントに収めることができる。
クルマとドライバーを繋ぐインターフェイスには最新の方法を選択。たとえば、電話の着信があるとダッシュボードのエレメントがパルスを発してドライバーに知らせ、充電時にはフローティング・ダッシュボードのアンビエント照明がグリーンに変化するなど、アンビエント照明機能を使うことで直感的なコミュニケーションが可能となっている。
もちろんBEVとしての実用性にも抜かりはない。400kW(600A対応)のDC急速充電器を使えば、わずか14分で10%から80%まで充電することができるという。1充電あたりの走行距離(WLTP複合モード)は、エメヤおよびエメヤSが500~610km、エメヤRが435~485kmとなっている。
ラインアップはエントリーモデル「エメヤ」のほか、装備を充実させた「エメヤS」、フラッグシップモデル「エメヤR」の3グレードを展開。車両本体価格はそれぞれ、エメヤが1634万6000円(消費税込)、エメヤSが1793万円(消費税込)、エメヤRが2268万2000円(消費税込)。ロータスが目指す「オールエレクトリックのラグジュアリーブランド」を体現するモデルといえる1台となっている。