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ランボルギーニ「レヴエルト」の名を冠したウォッチ…ロジェ・デュブイ「レヴエルト フライバック クロノグラフ」のさりげなさ【編集長コラム】

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TEXT: AMW 西山嘉彦(NISHIYAMA Yoshihiko)  PHOTO: 神村 聖(KAMIMURA Satoshi)

  • ロジェ・デュブイ「エクスカリバー スパイダー レヴエルト フライバック クロノグラフ」:C-SMCカーボンケースは45mm、サファイアクリスタル ブラックDLCチタンのリューズにオレンジラッカーリングが施される
  • ロジェ・デュブイ「エクスカリバー スパイダー レヴエルト フライバック クロノグラフ」:ラバーのストラップはクイックリリースにより交換が可能となっている
  • ロジェ・デュブイ「エクスカリバー スパイダー レヴエルト フライバック クロノグラフ」:グリーンの「Y」を模したブリッジは、レヴエルトのフロントデイライトやテールライトをはじめとする、昨今のランボルギーニのデザインモチーフ
  • 「Y」は、レヴエルトのフロントデイライトやテールライトをはじめとする、昨今のランボルギーニのデザインモチーフ
  • 「Y」は、レヴエルトのフロントデイライトやテールライトをはじめとする、昨今のランボルギーニのデザインモチーフ
  • ロジェ・デュブイ「エクスカリバー スパイダー レヴエルト フライバック クロノグラフ」:10気圧防水。ブラックセラミックベゼルに配されたオレンジの文字がスピード感を演出
  • ロジェ・デュブイ「エクスカリバー スパイダー レヴエルト フライバック クロノグラフ」:裏蓋はレヴエルトのホイールのデザインがモチーフ
  • レヴエルトのホイール
  • 富士スピードウェイで開催されたレヴエルトの試乗会で展示されていた実車
  • 富士スピードウェイで開催されたレヴエルトの試乗会で展示されていた実車
  • サイドのエアインテークなど、エッジのたったデザインが特徴
  • 華やかなカラーだけでなく、マットなアースカラーもレヴエルトにはよく似合う
  • 富士スピードウェイのスーパートロフェオのラウンジには、ロジェ・デュブイが展示された
  • 富士スピードウェイのスーパートロフェオのラウンジには、ロジェ・デュブイが展示された
  • レヴエルトの名を冠したウォッチ、ロジェ・デュブイ「エクスカリバー スパイダー レヴエルト フライバック クロノグラフ」は、各所にレヴエルトのデザインモチーフが散りばめられている

レヴエルトの名を持つウォッチとは

ランボルギーニが現在コラボレーションしているウォッチは、ロジェ・デュブイ。先日、その最新作をスーパートロフェオのラウンジで手に取った編集長西山が、クルマ好きの視点から「エクスカリバー スパイダー レヴエルト フライバック クロノグラフ」を語ります。

ランボルギーニ本社でのロジェ・デュブイの思い出

かつて、サンタアガタ・ボロネーゼのランボルギーニ本社でカスタマーがオーダーした車両のラインオフに立ち会ったことがある。アドペルソナムで世界に1台だけのボディカラーを纏った車両である。

ひととおりファクトリーで記念撮影などの取材を済ませ、別棟のオフィスに通されて待っていたのは、ロジェ・デュブイのスタッフのプレゼン。先ほど見てきた完成したばかりの車両のカラーを用いた腕時計のCG画像がモニターに映し出されていた。この演出……、自分がオーナーだったら勢いに任せてこの世界に1本の、しかも愛車となるランボルギーニと同じカラーの腕時計の発注書にサインしてしまったかもしれないと思う。そのお値段は、当時のウラカンの車両価格ほどだったと記憶している……。

そんなことを思い出したのは、富士スピードウェイで開催されたスーパートロフェオのラウンジで、レヴエルトの名を冠したエクスカリバーを見たからだ。その1カ月半前に同じく富士スピードウェイで開催されたレヴエルトの試乗会で展示されていた車両のカラーリングをそのままトレースしたような1本だったのだ。

さり気なくまぶされたランボルギーニのエッセンス

グリーンのストラップにオレンジの秒針やベゼルの数字の組み合わせは、まさしく同じラウンジで見たレヴエルトのイメージ。このエクスカリバー スパイダーに付けられた名前は「エクスカリバー スパイダー レヴエルト フライバック クロノグラフ」。レヴエルトにインスピレーションを受けてデザインされている。

フロントに大きく横たわるグリーンの「Y」を模したブリッジは、レヴエルトのフロントデイライトやテールライトをはじめとする、昨今のランボルギーニのデザインモチーフである。ただし、これらの符丁は、ランボルギーニのコアなファンにしか伝わらないものであるだろう。その意味においては、いかにもランボルギーニとのコラボであることを主張しすぎていない点が個人的には大変好ましく感じた。どこにもファイティングブルが描かれていないのもいい。

ランボルギーニとのつながりが唯一分かるのは、スケルトンの裏蓋に「REVUELTO」とレターエンブレムが描かれているのみ。しかも裏蓋は、レヴエルトのホイールをスケールダウンしたデザインである。この遊び心はランボルギーニファンのハートを掴むに違いない。

純粋に腕時計として見ると、3時位置に配された120°回転式ミニッツカウンター(特許出願中)は、魅惑的な動作で視覚的な喜びを与えることは間違いない。カウンターは、オレンジのカラーで大きなナンバーが配されており、0、1、2を回転させて表示する3連針がダイヤル右側に配された0〜9の数字を正確に指していく様は、見ていて飽きることがない。

ロジェ・デュブイ
エクスカリバー スパイダー レヴエルト フライバック クロノグラフ

●specifications
価格:1628万円(消費税込)、ムーブメント:自動巻、ケース:45mm、C-SMCカーボンケース、ラバーストラップ、100m防水

* * *

聞くところによると、エクスカリバー スパイダー レヴエルト フライバック クロノグラフはブティック限定88本とのこと。自分の愛車に合わせた世界に1本だけという腕時計もいいが、まずはこちらのエクスカリバー スパイダー レヴエルト フライバック クロノグラフを購入して、腕時計を見ながら気長にレヴエルトの納車を待つ、なんてこともあってもいいのかもしれない。レヴエルトはいまからオーダーしても、納車されるのは数年待ち……らしいから。もちろん、腕時計のカラーリングに合わせて、レヴエルトをアドペルソナムで細かくオーダーすると、腕時計への愛着も増すこと間違いなし、だ。

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  • AMW 西山嘉彦(NISHIYAMA Yoshihiko)
  • AMW 西山嘉彦(NISHIYAMA Yoshihiko)
  • AMW編集長。大学卒業後、ドキュメンタリー映像の助監督を経て出版業界へ。某建築雑誌の版元で編集技術をマスターし、クルマ系雑誌編集部のある版元へ移籍。その後、版元を渡り歩きながら興味の赴くままにカメラ雑誌、ガレージ雑誌、グラビア誌のほかにBMWやランボルギーニの専門誌などを立ち上げ、2017年までスーパーカー専門誌の編集長を務める。愛車はBMW E30 M3。日本旅行作家協会会員。兼高かおる賞実行委員。近況は、個人ブログ「ART LIFE mag.」にて。
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