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モータースポーツを続ける最大の意義は、人材育成にこそあるんです【株式会社キャロッセ代表取締役社長 長瀬 努氏:TOP interview】

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TEXT: AMW 西山嘉彦(NISHIYAMA Yoshihiko)  PHOTO: 横澤靖宏(YOKOSAWA Yasuhiro)

自分で所有して乗ってみないとオーナーの気持ちは分からない

現在、長瀬氏が所有しているクルマは、おそらく30台はくだらないという。すべてがナンバーを取得してすぐにでも公道を走れる訳ではないが、普通では考えられない台数だ。現在所有している愛車、もしくはこれまで所有してきた愛車のなかで、一番衝撃を受けたクルマは何だったのだろうか。

「いいなと思ったのは、ポルシェ911(964)とホンダNSXです。964は自分の運転がうまくなったのかと勘違いさせてくれますね。コーナーとかで適度にリアが流れてくれるし。NSXは普通に速いんですよ。何事もなく普段使いで乗れちゃうっていうか。ほかのクルマだとあまり普段使いとしては乗れないんですけど、NSXは普通に快適に乗れるんですよね」

しかし、964もNSXにしても、キャロッセでパーツをたくさんリリースしているわけではない。開発のためではなくて、あくまでも趣味のため。基本的に楽しそうなクルマを買って、乗ってみたいという想いがいまもあるそうだ。ではいつか乗ってみたいと狙いをつけているクルマは?

「オールドミニに乗ってみたいですね、ラバーコーンの。ただ、購入する機会が訪れて来ないんです。欲しいクルマを高い値段で買うというのはちょっと違うんです。知り合いのつてなどでちょうどいいクルマがあるよと紹介されたり、そうした出会いがあってはじめて縁が回ってくるという感じなんですね」

いまだ峠では現役、あの有名な漫画で取材を受けたことも

1961年生まれの長瀬氏は、現在63歳。まだまだクルマ、それも走りに対する情熱はいささかも衰えていない。現在も20代の頃から走っているホームコースである榛名に走りに行くそうだ。榛名山といえば、漫画『頭文字D』で秋名山のモデルとなった峠で有名である。

「いま『頭文字D』を描いていた作者が『MFゴースト』という漫画を描いてますよね。それらの漫画を読んで古くからの友人に漫画の内容がやけにリアルだなって話したら、その友人によると実はどこかのショップに集まって、当時、『頭文字D』の作者から取材を受けていたらしいんですよね、榛名の走り屋として……、自分はまったく記憶に残ってないんですけど。実際に榛名で『溝落とし』して走ってましたからね。それですごくリアルな漫画だなぁ、と。でも、いまはもう溝落としはできないんです。路面が改修されて舗装が厚くなってしまったので、今同じことをするとリムが当たってしまうんですよ」

長瀬氏が若い頃、漫画に出てくる貯水塔の下には、週末ともなるとたくさんのクルマが集まって来て、とても走れたものではなかったようだ。走りに行くのは決まって平日。漫画と違ったのはバトル自体が行われていたわけでもなく、ダウンヒル全開で走るということもなかったという。

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