F ZEROの3モデルが高級ミニバンの足もとを華麗にドレスアップ
国産最高峰ミニバンであるトヨタ「アルファード」&「ヴェルファイア」は、自分だけの個性を表現したいカスタム派にも大人気です。創業60周年を迎えたウェッズ(weds)では、削り出し鍛造ホイールの「F ZERO」ブランドの最新作「FZ-6」をはじめとする3モデルで、新たに40系アル&ヴェル用のサイズをラインアップしました。ドレスアップに新たな可能性をもたらしてくれる技術と機能美を解説します。
軽快なフットワークを予感させるFZ-6
2024年で創業60周年というアニバーサリーに華を添えるように、次々と新作ホイールをリリースし続けるウェッズ(weds)。削り出し鍛造をアイデンティティとする「F ZERO」ブランドに加わった、5対のツインスポークで足もとをシャープに彩る「FZ-6」もそのひとつだ。
サイズ設定は18~21インチと大径にフォーカスし、カラーもブラッシュドとダイヤモンドブラックと、どんなボディカラーにも合わせやすい2色に絞りつつ、輸入車を想定し108などのP.C.D.まで揃えている。
F ZEROのホイールに共通して採用される削り出し鍛造とは、素材のアルミニウムに高い圧力をかけながら精製した合金を、特殊な工作機械で強度や剛性をスポイルしない範囲で切削し、鍛造の弱点であるデザインの自由度を飛躍的に高めた手法だ。
限界まで細く研ぎ澄ましながらも高い負荷に耐えうるスポークや、ナットホール周辺の大胆な肉抜きは削り出し鍛造ならではだろう。さらにリムエンドまで伸びたコンケイブ形状のスポークは、圧倒的な足長感で実際のサイズより大きな印象を与える。またインチやインセットにより異なる、計6パターンのフェイスデザインを用意。装着するクルマやサイズの選択によって、別の表情を見せてくれるのもポイントだ。
そんなF ZERO FZ-6がファンからのリクエストに応え、40系トヨタ「アルファード」&「ヴェルファイア」用をリリース。車両に備わったラグジュアリーさを損なうことなく、軽快なフットワークを予感させる足もとを演出する。細身のツインスポークによって生み出された大きな開口部は、ビッグキャリパーなどブレーキ系のカスタムにスポットを当て、ドレスアップの相乗効果を生み出してくれる点も見逃せない。
FZ-1とFZ-2も40系アル&ヴェルに対応!
また、同じくF ZEROブランドの既存モデル「FZ-1」および「FZ-2」にも、40系アルファード&ヴェルファイア用のサイズが新たに設定された。
F ZEROの原点といえる存在のFZ-1は5対のツインスポークと、その中間にあるサブスポークでメッシュを想起させるデザインに。それぞれのスポークはなめらかにラウンドしながら中心部へと落とし込まれ、ツインスポークとサブスポークには高低差を設けて立体感を強調している。
いっぽうFZ-2はFZ-6と同じツインスポークを基調とするが、最新モデルのFZ-6がエッジを効かせた直線的なディテールなのに対し、丸みを帯びた曲線的なスポークのFZ-2としてキャラクターの違いは明確だ。
FZ-1/FZ-2両モデルともカラーはFZ-6と同様、ブラッシュドとダイヤモンドブラック。ブラッシュドはアルミ本来の素材感を出すマシニング加工で、削り出し鍛造の証左である細かなヘアラインも魅力だろう。いっぽうダイヤモンドブラックは光輝感の強い塗装が特徴で、愛車の足もとにさらなる高級感と艶やかさを与えてくれる。
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ウェッズが自信を持って世に送り出すF ZEROの3モデルが対応したことにより、40系アルファード&ヴェルファイアのドレスアップが活性化するのは確実だろう。
●問:ウェッズ
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