開閉はスマホのアプリにより操作可能
ホワイトハウスキャンパーが本当に知ってもらいたいことは、クルマではなく新型の電動ポップアップルーフ機構だった。一番の目玉「スカイデッキ」は、開閉が従来の手動式とは違い電動式を装備している。従来型は手動式であること以外にもルーフ部をプレス成形したスチール製だったため、それぞれの車種に金型が必要になり販売価格に影響していた。この電動ポップアップルーフは、コストと生産性の効率化を考えたFRP製をあえて採用している。強靭でありながらも軽量なルーフを用いることで電動モーターの負荷を低減させ、耐久性をより高める効果を引き出した。
また、この電動ポップアップルーフは室内のコントロールスイッチによって操作できる以外に、スマートフォンによるコントールも可能だ。時代にマッチさせた最新機能も盛り込まれている点も注目すべきポイントといえるだろう。
取り付けは入り口となる箇所を一部切断するだけ
取り付けについては、ポップアップルーフ内に入るための入り口となる箇所を一部切断するだけ。ボディに大幅な加工は加えないため、車体のねじり剛性に影響を与えることがないわけだ。また、ジムニーシエラ 5ドア仕様の電動ポップアップルーフ仕様は国内での販売予定はないが、海外市場向けとして生産する予定はあるとのことだった。
日本での発売は2025年〜2026年に発表か? とも噂されているジムニーシエラの5ドアが正式に発売になったなら、ホワイトハウスキャンパーはすでに準備が整っているので、即販売が決定することだろう。今はそれを期待して待つしかないというわけだ。
それにしても、このワイルドで遊び心あふれるフィールドスタイルは、ちょっと狭いと不満を感じている3ドア仕様のオーナーにとっては憧れる1台であろう。ちなみに、ホワイトハウスキャンパーの話では、3ドアジムニー/ジムニーシエラ用のポップアップルーフはルーフ面積の問題があり製作予定はないとのこと。こちらもとても残念だ。