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【実走765キロ】スバル「ソルテラ」で国道4号全走破充電の旅! 気になる充電回数は…EV旅の電費は高速より下道が優秀です

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TEXT: 雪岡直樹(YUKIOKA Naoki)  PHOTO: 雪岡直樹(YUKIOKA Naoki)

  • 国道4号の起点である東京・日本橋を出発
  • 日本国道路元標がある東京・日本橋に
  • 日本国道路元標がある東京・日本橋に
  • スバル ソルテラ:国道4号の起点である東京・日本橋を出発
  • バッテリー残量は81%からのスタート
  • お昼頃とはいえ都心部は渋滞もひどく、埼玉県との県境まで1時間以上かかってしまった
  • 宇都宮に入った頃に北関東特有の局地的雷雨に見舞われ、道路が渋滞するのとともに、エアコン、ヘッドライト、ワイパーと電力を使っていく
  • スバル ソルテラ:宇都宮を過ぎてさくら市で休憩
  • さくら市の時点で122km走行して、バッテリー残量は49%
  • スバル ソルテラ:鏡石町のコンビニに90kWの充電器があり、ここで30分充電
  • 鏡石町のコンビニ到着時で203km走行しバッテリー残量は27%
  • ここで残量73%まで充電できた
  • 仙台市内のスパメッツァ仙台 竜泉寺の湯で休憩
  • スパメッツァ仙台 竜泉寺の湯は、ドラゴンロウリュのあるサウナで有名な人気温浴施設
  • スバル ソルテラ:仙台市泉区にあるガソリンスタンドで充電
  • ここまでで359km、バッテリー残量は41%
  • 昨今はガソリンスタンドでも充電できるスポットが増えているため、空気圧チェックや洗車ついでに充電できる
  • ここの充電器は50kWなのだが77%まで戻すことができた
  • ここの充電器は50kWなのだが77%まで戻すことができた
  • スバル ソルテラ:深夜の国道4号をひたすら走り、平泉の中尊寺の近くを通過
  • スバル ソルテラ:花巻市のコンビニの片隅で仮眠をとることに
  • スバル ソルテラ:花巻空港で記念撮影
  • 道の駅 石鳥谷というところに充電器&コンビニが併設されていた
  • スバル ソルテラ:岩手県の道の駅 石鳥谷は充電、仮眠、コンビニ利用もできて効率的
  • スバル ソルテラ:岩手県の道の駅 石鳥谷は充電、仮眠、コンビニ利用もできて効率的
  • 道の駅 石鳥谷に着いた時点で528km走行、バッテリー残量は35%
  • 道の駅の50kW充電器で70%まで復活した
  • 道の駅の50kW充電器で70%まで復活した
  • 盛岡近郊はさすがに大きな道になるが、それなりに交通量もあり速度は上がらない
  • スバル ソルテラ:盛岡城跡公園で記念撮影
  • スバル ソルテラ:道の駅 三戸でも休憩をしたが、ここでは充電をしなかった
  • 青森県三戸町は、絵本『11ぴきのねこ』シリーズの作者・馬場のぼるの故郷
  • 道の駅 三戸の時点で656km走行しバッテリー残量が42%だった
  • 充電器なしエリアで電欠にならないように、それまでの電費や走行可能距離などを考慮して、早めに充電しておくことも大事
  • 道の駅 十和田に寄ったら、ここの充電器は故障のため使えなかった
  • かなりヒヤヒヤしながら粘りの走行を続け、ようやく国道4号終点の青森県庁に到着
  • かなりヒヤヒヤしながら粘りの走行を続け、ようやく国道4号終点の青森県庁に到着
  • ゴール時点で走行距離765kmでバッテリー残量はわずか16%となっていた
  • スバル ソルテラ:青森市が意外に充電器がなく、少し離れた日産ディーラーで充電を行う
  • 50kWの充電器で16%から充電を行ったが意外に入らず43%までしか充電できなかった

充電回数よりもロマンを感じながら…EVで行く国道4号走破の旅

国道4号といえば、全国津々浦々に繋がる国道のなかでも最長距離を誇る国道です。2023年6月にスバルのBEV「ソルテラ」を購入して仕事の足として愛用しているカメラマンの雪岡直樹氏が、そんな国道4号を東京・日本橋から青森までひたすら走ってきました。途中には充電器の少ないエリアもあり注意が必要となる、実走765kmの全線走破レポートをお届けします。

スバルのBEV「ソルテラ」を仕事の相棒とするカメラマン

今回走行した車両は筆者のマイカーでもあるスバル「ソルテラ ET-HS AWD」だ。AMWでは何回も長距離レポートを掲載しているので、ご存知の方も多いだろう。

トヨタとスバルで共同開発されたソルテラはトヨタ「bZ4X」と兄弟車となり、全長4690mm×全幅1860×全高1650mmのミドルサイズSUV。完全電動車ということでバッテリーはリチウムイオン電池71.4kWhを搭載する。

FFタイプは前輪に最大出力150kW/最大トルク266Nmのモーターを搭載し、AWDモデルでは最大出力80kW/最大トルク169Nmのモーターを前後輪にそれぞれ搭載する。カタログ上の航続距離はET-SS FWDで567km、AWDモデルで542km、ET-HSはAWDモデルのみで487km走行可能となっている。この走行可能距離は車両重量や装備品、エアコンのON/OFF、走行条件などで変動していくので、あくまでも目安だ。

今回使用するモデルはET-HS AWDで、エアコンはつねにONで24℃前後で固定するが、夏場の旅だったこともあり、風量はAUTOで暑い時にはかなりの風量でエアコンが作動していた。

同じ区間なら高速より下道の方が充電回数は少ない!?

今までに宮城県の仙台までは、高速道路や国道4号で何度もソルテラで走破している。

東北自動車道を使って東京から仙台まで行こうとする場合、充電ポイントはSA/PAに限られ、那須高原SA付近でバッテリーを使いきる。那須高原SAの充電器は50kWなので、使い切ってしまうと多くの充電は期待できない。それでも充電して次は90kWの高速充電器がある安達太良SAを目指す。そこで充電することで仙台まで走行可能となり、東京から仙台までは2回の充電が必要になるわけだ。

一方の国道4号では、道の駅やディーラー、ガソリンスタンド、コンビニやスーパーなどに設置されている充電器を使うことが可能だ。東京から走っていくと、福島県の鏡石町にあるコンビニに90kWの充電器が設置されているため、そこで1回充電できると、うまく走ればその1回の充電で仙台に到着できる。

つまり東京から仙台まで、高速では2回、国道では1回は最低限充電が必要となる。到着するだけなら、国道は1回充電で行けてしまうことを考えれば、国道の方が電費が良いとなる。高速道路ではバッテリーに溜まっている電気をひたすら使い続けてしまい、電気を回収できない。国道では信号や坂道で回生ブレーキを使い、わずかな量かもしれないが電気を回収できる。劇的には回収できなくても随時、少しずつ電気を回収できれば、総量としては減っていかない。この点が高速と国道の違いだ。

前置きが長くなってしまったが、国道を使っていけば、それほど充電しなくても国道4号を走破できるのではないか? という、BEVオーナーとして気になっていた壮大な実験を行うために、国道4号を青森まで走破してみることにした。

福島・鏡石町のコンビニの90kW充電器が旅のカギ!

夏真っ盛りの8月終盤のお昼12時に東京・日本橋を出発した。バッテリー残量は81%からのスタートだ。お昼頃とはいえ都心部は渋滞もひどく、埼玉県との県境まで1時間以上かかってしまった。

その後は北関東のアウトバーンとして名高い国道4号バイパスに入り、快適な移動をしていく。信号が適度な距離にあり適宜回生ブレーキで停止することで、電気をわずかだが回収できている。

宇都宮に入った頃に北関東特有の局地的雷雨に見舞われ、道路が渋滞するのとともに、エアコン、ヘッドライト、ワイパーと電力を使っていく。ヘッドライトなどはLEDになっており省電力化されているが、ワイパーはそれなりに電気を消費していきそうだ。

宇都宮を過ぎてさくら市で休憩を取る。122km走行して、バッテリー残量は49%となった。

その後、那須を抜けて福島県に入っていく。国道4号をひたすら仙台に向けて走っていくとディーラーや道の駅などで充電できるポイントは多くあるが、どれも40~50kW級の充電器だ。

この充電器しかなければ仕方ないが、鏡石町のコンビニに90kWの充電器があるのを知っているので、なるべくならそこで大量に充電したい。仮に30分止まったとしてもコンビニに併設されているので、トイレや飲み物、食料の調達には困らないのも良い点だ。鏡石町のコンビニ到着時で203km走行しバッテリー残量は27%。

ここで残量73%まで充電できたのでそのまま仙台市まで行けるのだが、今回はその先に行くので、仙台市内を少し離れた、仙台市泉区にあるガソリンスタンドで充電した。ここまでで359km、バッテリー残量は41%だ。昨今はガソリンスタンドでも充電できるスポットが増えているため、空気圧チェックや洗車ついでに充電できるのも良いことだ。エンジン車と同じような活用ができる。ここの充電器は50kWなのだが77%まで戻すことができた。

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