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車止めにタイヤを当てて止まるのはNG? 勢いよく当てる人のクルマは全体的にくたびれている!? 荒っぽく乗っても雑に扱ってはいけません!

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TEXT: 藤田竜太(FUJITA Ryuta)  PHOTO: AMW

  • 駐車場にある車止め。ガツンと当てすぎるとクルマに負担が……
  • 理想は、車止めにあててから少し前に出したい
  • 勢い余って飛び出ている人も……
  • 何度も車止めに当てているうちにクルマには大きな負担がかかっている
  • 理想は当てるギリギリを狙いたい

長い目で見ると摩耗を早めてしまう

今のクルマはメンテナンスフリーで、タフにできています。ちょっとやそっとでは壊れたりしませんが、だからといって雑に扱っていいわけではありません。例えば、駐車場の車止めにガツンと当てる行為。それぐらいでどこかが壊れるほど現代のクルマはやわなつくりではないですが、駐車するたびに、毎回ガツンと当てるようだと問題です。

何度も強く当てるとクルマにストレスが溜まる

車止めにタイヤをガツンと当てて停車するドライバーは、ファミレスなどのロードサイト店に入るときも、道と歩道の間の段差を気にしないだろうし、駐車するときのハンドルの据え切りなんかもお構いなし。道端に駐車するときも、縁石に軽くタイヤをこすったり、クルマに対する優しさやデリカシーに欠けているケースが目立つといっていいだろう。

そうなってくると、タイヤの空気圧ですら無関心で、オイル交換、その他のメンテナンスも、ディーラー任せで無関心だったりする可能性も大。新車から1~2年はいいが、4年、5年と乗っているうちに、なんとなくクルマ全体からパリッとしたものが失われていき、他のクルマよりどうも各部がくたびれているような印象が出てくる。

つまり、駐車のたびに車止めにガツンと当てること自体は、クルマに大きなダメージを与えるわけではないが、それを許して気にしないメンタリティが、積もり積もってクルマの各部の損耗を早めてしまう公算が大きいということ。

もちろんクルマは甘やかす必要はない。だから、きちんとメンテしたうえで、暖気走行もしっかりやって、ガンガン走らせるのは問題ないし、むしろコンスタントにたくさん走らせてやるのが、グッドコンディションをキープする一番の秘訣だったりする。

それゆえ、ときに荒っぽく乗ってもかまわないが、雑に扱うのだけはNG。

何事も一事が万事。車止めにガツンと当てるような、かけなくていいストレスはなるべくかけないようにして、クルマの痛みがわかるオーナーを目指すようにしよう。

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  • 藤田竜太(FUJITA Ryuta)
  • 藤田竜太(FUJITA Ryuta)
  • モータリング ライター。現在の愛車:日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)。物心が付いたときからクルマ好き。小・中学生時代はラジコンに夢中になり、大学3年生から自動車専門誌の編集部に出入りして、そのまま編集部に就職。20代半ばで、編集部を“卒業”し、モータリング ライターとして独立。90年代は積極的にレースに参戦し、入賞経験多数。特技は、少林寺拳法。
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