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ベントレー新型「コンチネンタルGT」は「サイレントスポーツカー」だった!…「ラグナ・セカ」の「コークスクリュー」を再現したコースで実体験

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TEXT: 武田公実(TAKEDA Hiromi)  PHOTO: 武田公実(TAKEDA Hiromi)/Bentley Motors

  • 今回のサーキット試乗会では、3台のコンチネンタルGTスピードと1台のコンチネンタルGTCスピードが用意された
  • クルー本社からスタッフが来日し、プレゼンテーションが行われた
  • ベントレー コンチネンタルGTCスピード:テールランプはスモーク効果のあるレンズを採用
  • ベントレー コンチネンタルGTCスピード:ブレーキはフロントがΦ420mm、リアがΦ380mmのベンチレーテッドディスクを採用
  • 急旋回しつつのダウンヒルであっても、とてもリラックスしてコーナーリングを満喫できる
  • ベントレー コンチネンタルGTCスピード:スポーツ シルとボディ同色の新しいスタイリング スペシフィケーションにより、車両はよりワイドに、より低く、より路面に吸い付くようなスタイルに見えて、筋肉質でありながらも余裕のあるスタンスとなっている
  • ベントレー コンチネンタルGTCスピード:トップスピードは285km/h
  • ベントレー コンチネンタルGTCスピード:新しいキルティングパターンが採用されている
  • ベントレー コンチネンタルGTCスピード:フェイシアにはSpeedのレターエンブレム
  • ベントレー コンチネンタルGTCスピード:スピード専用カラースプリットだけでなく、カラー スペシフィケーションも標準仕様
  • ベントレー コンチネンタルGTCスピード:楕円形のシングルランプと、その輪郭には眉のように鋭いエッジが組み合わせられている
  • ベントレー コンチネンタルGTCスピード:テールランプにはスモーク効果のあるレンズが採用
  • ベントレー コンチネンタルGTCスピード:4座すべてのヘッドレストのレザーにも、「Speed」エンブレムが刺繍されている
  • ベントレー コンチネンタルGTCスピード:フロントのマトリックスグリルから、リアのスポーツ エグゾーストパイプまで、エクステリアのディテールはダークティント仕上げとなっている
  • ベントレー コンチネンタルGTCスピード:全長4895mm×全幅1966mm×全高1397mm
  • ベントレー コンチネンタルGTスピード:ファーストエディション専用の刺繍
  • ベントレー コンチネンタルGTスピード:新型コンチネンタルGT スピード専用の新しいキルティングパターンが、ドアとシートに採用
  • ベントレー コンチネンタルGTスピード:ドアパネルには見事な3Dダイヤモンドレザーが使用されている
  • ベントレー コンチネンタルGTスピード:ヘアピンから高速コーナーまでカーブの曲率を問わず、弱めのアンダーステアを保ったまま駆け抜けることができる
  • 筆者にステアリングを預けられたのはシルバーのGTCスピード
  • ベントレー コンチネンタルGT/GTCスピード:600psを発揮する4.0L・V8ツインターボエンジンと190psの電気モーターを組み合わせ、システム総出力782ps、システム総トルクは1000Nmに到達
  • ベントレー コンチネンタルGTスピード:スピード専用カラースプリットだけでなく、カラー スペシフィケーションも標準仕様
  • ベントレー コンチネンタルGTスピード:ICEと電動モーターの連結制御が巧みなのか、二次曲線的に盛り上がる加速感がドラマティックなものとして伝わってくる

4代目「コンチネンタルGT」に難コースで試乗

2024年6月下旬、ワールドプレミアに供されるとほぼ同時に、日本国内でも正式発表・受注がスタートしたベントレー新型「コンチネンタルGT」シリーズ。2003年にデビューした初代以来、これで4代目となる新型車のステアリングを握る機会が、ついに訪れました。その舞台となったのは、かつてのベントレー日本総代理店であるコーンズ&カンパニー・リミテッドが運営する超高級会員制サーキット「The Magarigawa Club」です。

W12よりも大幅にパワーアップ! 初めて電動化されたコンチネンタルGTとは?

今回の試乗会は、英国のベントレー・モーターカーズ本社にとっても重要なPR活動の機会と位置づけられていたようで、我々日本国内のメディアのみならず、アジア太平洋地域のメディアや顧客なども、日を変えて招いていたという。

またクルー本社から、コンチネンタルGTおよび「フライングスパー」のプロジェクトリーダーであるダレン・プルヴィン氏、プロダクトコミュニケーション部長のマイク・セイヤー氏。また「マリナー」部門を代表して、セールス責任者およびモータースポーツも統括するデーヴィッド・パーカー氏、そしてマリナーデザイナーのアダム・バーニクル氏も来日。通常のプレゼンテーションにくわえてグループインタビューも行われるなど、新機軸の多い4代目コンチネンタルGT系を、より深く説明しようと努めていたようだ。

今回のモデルチェンジにおいてもっとも注目すべきは、コンチネンタルGTシリーズとしては初めてのプラグイン・ハイブリッド機構、「ウルトラ パフォーマンス ハイブリッド」と銘打った完全新設計のパワートレインを採用したことである。

この新システムは、600psを発揮する4.0L・V8ツインターボエンジンと190psの電気モーターを組み合わせ、システム総出力782ps、システム総トルクは1000Nmに到達。W12ツインターボエンジンを搭載した3代目コンチネンタルGTスピードの最高出力は659ps、最大トルクが900Nmだったことから、パワーで19%、トルクでも11%以上のスープアップを果たしたことになる。

この数値は、第2世代の「スーパースポーツ」や限定コーチビルドモデルの「マリナー バトゥール」を上回るもので、新型コンチネンタルGTスピード/GTCスピードは、ベントレー史上もっともパワフルなモデルとなった。

そしてこの強力なパワーは、8速デュアルクラッチ式トランスミッションを介して4輪に伝達され、0-100km/h加速3.2秒(GTCスピードは3.4秒)、最高速度335km/h(GTCスピードは285km/hで自動制御)という恐るべきパフォーマンスをもたらすことに成功したとされている。

そのうえ、WLTPモードでのCO2排出量は29g/km。「EV DRIVE」では電気モーターだけの力で最長81km(EUドライブサイクル)の走行を可能とするいっぽう、アクセルを最大75%まで踏み込んだ状態で、最高140km/hまで出すことが可能とのことである。

くわえて、バッテリーチャージャーとバッテリーの容量が大幅に改善され、最大充電電力は11kWとのこと。そしてV8ツインターボエンジンが始動すれば、トータルで最長859kmの走行を可能とするという。

また新パワートレインのパフォーマンスに合わせ、シャシーも「ベントレー パフォーマンス アクティブ シャシー」にリニューアル。新設計の2チャンバーエアスプリングに新設計のデュアルバルブダンパーを組み合わせたことにくわえ、「ベントレーダイナミックライド(48Vアクティブアンチロールコントロール)」や「eLSD(エレクトロニック リミテッドスリップデファレンシャル)」、トルクベクタリング機構を搭載しているとのこと。

さらに、リアのトランクルーム下にPHEVシステム用のバッテリーを搭載することによって得られた、前49:後51というコンチネンタルGTシリーズ史上初となるリア寄りの重量配分と相まって、驚異的なボディコントロールとシリーズ最高の乗り心地を実現した、とプレゼンテーションではアピールされていたのだ。

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