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マツダ「CX-80」が登場しても「CX-8」の人気は健在! 中古車の平均価格が1年で40万円アップの理由とは…高止まりの可能性大です

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TEXT: 萩原文博(HAGIHARA Fumihiro)  PHOTO: 萩原文博(HAGIHARA Fumihiro)

1年で中古車の流通台数が半減

約6年にわたり販売されたCX-8の中古車の流通台数は、現在約680台。生産終了となった2023年12月末の時点では約1700台だったので、半分以下まで減少している。そして中古車の平均価格は現在約301.6万円。2023年12月末の時点では約260万円だったので、40万円も値上がりしているのだ。中古車の価格帯は約150万~約500万円で、とくに低価格車の下げ止まりが目立っている。

CX-8の中古車の年式別の分布を見ると、昨年末と比べると、とくに2020年の一部改良後のモデルが減少していて、大幅改良を行った2022年式以降は半減している。これは、運転支援システムなどがアップデートしている高年式車の人気がとくに高いことを表している。

つまり、今回のCX-8の中古車相場の値上がりは、CX-80の発売の遅れが原因だけでなく、ラージ戦略車の評判によりCX-8の高年式中古車を購入する人が多かったというように考えられる。

CX-80が正式に発表されたことにより、今後は値上がりの勢いは緩やかになるかもしれないが、高止まりする可能性は高いので、今後の動きを要チェックだ。

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