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憧れの「トミカ スカイライン」をリアルに再現!「鉄仮面」ベースのレプリカは当時のプラモデルを参考に製作…マフラーもサイド出しにこだわりました

憧れの「トミカ スカイライン」をリアルに再現!「鉄仮面」ベースのレプリカは当時のプラモデルを参考に製作…マフラーもサイド出しにこだわりました

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)

  • 日産 DR30型スカイライン:ワンオフ加工によって作り出したエクステリアは、当時の写真、ミニカー、プラモデルを参考に製作
  • 日産 DR30型スカイライン:寸法の割り出しも含めて、かなりリアルに再現されている
  • 日産 DR30型スカイライン:特注の車高調キットでローフォルムを実現
  • 日産 DR30型スカイライン:公道仕様としてトミカ シルエットフォーミュラを再現
  • 日産 DR30型スカイラインとオーナー代理の青木あんずちゃん
  • 日産 DR30型スカイライン:特注の車高調キットでローフォルムを実現
  • 日産 DR30型スカイライン:成田レーシングの青木さんが手がけたマシン
  • 日産 DR30型スカイライン:寸法の割り出しも含めて、かなりリアルに再現されている
  • 日産 DR30型スカイライン:ワンオフ加工によって作り出したエクステリアは、当時の写真、ミニカー、プラモデルを参考に製作
  • 日産 DR30型スカイライン:ダクトの配置、ステッカーの位置も含めて再現性が素晴らしい
  • 日産 DR30型スカイライン:オリジナルのφ60mmサイド管を装着
  • 日産 DR30型スカイライン:リアウイングを含めたエクステリアはすべて独学で製作
  • 日産 DR30型スカイライン:ホイールは特注のハヤシレーシングでフロント11J×14、リア13J×14インチを履かせる
  • 日産 DR30型スカイライン:エンジン本体はスタンダード
  • 日産 DR30型スカイライン:タコ足はトラスト製をセット
  • 日産 DR30型スカイライン:ナルディのステアリングをセットする
  • 日産 DR30型スカイライン:ダットサンのシートを真っ赤な合皮レザーに張り替えている
  • 日産 DR30型スカイライン:ワンオフ加工によって作り出したエクステリアは、当時の写真、ミニカー、プラモデルを参考に製作
  • 日産 DR30型スカイライン:寸法の割り出しも含めて、かなりリアルに再現されている

トミカ スカイラインを再現した傑作レプリカマシン

トミカのシルエットフォーミュラ、通称「トミカ スカイライン」はシルエットフォーミュラレース史上、最も記憶に残る伝説のマシンでしょう。日産「スカイライン」がシリーズに登場したのは、1982年の第3戦から。日産ターボ軍団の番長格として赤と黒のツートーンにTOMICAのロゴが入ったマシンは、富士スピードウェイをサイド排気で火柱を吹き上げながら走る姿が印象的でした。今回紹介するDR30型スカイラインベースのトミカ スカイラインは、成田レーシングの青木さんが手がけたフルレプリカマシンです。

鉄仮面をベースに独学でボディ製作

当時のことを知るオーナーならば、このトミカ シルエットフォーミュラがカーデザイナーの由良拓也氏が手がけたことを知っているはず。このスーパーシルエットの特徴的なエクステリアは「車体上部でなるべくダウンフォースを得る」という目的によって考案され、一見族車のように見える前方に大きく張り出したデッパやルーフより高い巨大なウイングなどは、確実な効果を発揮するパーツとして生まれたもの。つまり、このルックスは、機能を追求して生まれた戦うための武装というわけだ。

古くからオリジナルマシン製作にこだわることで有名なチーム、成田レーシングの青木さんは、その憧れのレースカーを公道仕様として再現するべく独学でFRPによるボディ製作知識を学び、トミカ仕様のシルエットフォーミュラを完成させてしまった。ベースは市販車なので、作り込みにおいては若干の違いはある。だが、このフォルムをパッと見て伝わるように、ポイントをきっちり抑えている。

青木さんのトミカ仕様のシルエットフォーミュラは、DR30型スカイラインRSの後期型がベース。このクルマは、我々にとって馴染み深い「鉄仮面」の愛称で親しまれたモデルだ。この後期型の特徴は、何といっても迫力があるグリルレスのマスクにある。シルエットフォーミュラシリーズにおいては、1983年の終盤に後期型のフロントマスクを持つ鉄仮面が登場。搭載するエンジンは2L 直4ターボエンジンのLZ20型で最高出力570psとも言われたモンスターマシンだった。

特注の車高調キットでローフォルムを実現

ワンオフ加工によって作り出したエクステリアは、当時の写真、ミニカー、プラモデルを参考に製作。寸法の割り出しも含めて、かなりリアルに再現されている。

エンジン本体はスタンダードだが、ターボ車ならではの重厚な排気サウンドを奏でられようにオリジナルのφ60mmサイド管を装着し、タコ足はトラスト製をセットしている。さすがにホンモノのような走りはできないが、そのルックスにおいてはダクトの配置、ステッカーの位置も含めて再現性が素晴らしい。

インテリアは、ストリート仕様らしく「ダットサン」のシートを真っ赤な合皮レザーに張り替え、ナルディのステアリング、自作ロールバーをセット。レースカーとしてカーペットを剥がしているが、公道走行用としてアンダーコートは残している。スタイルを決めるサスペンションについては、特注の車高調キットによって走れるシャコタンを実現した。

タイヤはフロントがBRE製の230/525R14、リアはシバタイヤ製の335/30R14をセットし、ホイールは特注のハヤシレーシングでフロント11J×14、リア13J×14インチを履かせていた。

まるで実寸大プラモデルを作るかのように、リアルに再現したトミカ仕様のシルエットフォーミュラ。昔からずっと憧れていた夢の1台を大人になってから実現し、まさに傑作レプリカマシンといえるだろう。

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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